2021年12月01日
なかなか
反響大きかったみたいですね。
放送中に視聴者から質問メールがバンバン来たみたいでその対応はおいおいやります。
早速、肉とバターを買いに行って肉を焼いてくれた方もいるとかいないとか。
私はテレビ持ってないので、正月に実家で録画観て反省会やります。
それにしても、スポーツでの身体の使い方を言葉にするのが難しいのと同じく、料理のコツを言葉にするのはとても難しいです。
料理は科学だ、料理は四面体で説明がつく、と言う人がいますが、ちと違う気がします。
もちろん、タンパク質が変性するのが何度で、バターが焦げるのは何度、というように数値化できますが、例えば一口に牛肉と言っても脂の入り具合や筋、繊維の方向などの部位による違いは経験値の積み上げでしか判断できないものです。
さらには、コレが一番旨いんだ、という思想や哲学にも近い作り手の主観が入り込んでくる為、工業的ではない自然な食材に近づけば近づくほど、人間の五感という数値化も言語化も出来ない人間学とも言える領域があるのではないかと思っています。
肉を焼く、ただそれだけのことなんですが、バターの量、温度、焼く時間、休ませる温度など箇条書きのレシピの行間にこそ料理の真髄があるんですぞ、とか言うと、また大きく出ましたな大先生、と皮肉言われそうですけど。