2021年06月14日
真夜中ロースター
今回はエチオピアのクレオパトラというマメにしてみました。
焼いてる段階からニュアンスがゲイシャと違うんです。
今回のクレオパトラはシングルオリジンなんですが、明らかに香りと薄皮の剥がれ具合が全然違う。
シナモンローストくらいで止めましたが、薄皮がほとんど出ません。
おいおい、これで本当にいいんだろうか。
そんな心配が頭から離れず、でもこれ以上焼くのは私の好みでは無い。
いつもより少しだけ深めに焼いてザルに上げます。
そして今朝。
その味わいは、かなりスッキリしてて雑味なし、酸味はしっかり残っており、クリアなコーヒーでした。
今日現在の結論として、コーヒーの味わいのポテンシャル比率は、焙煎が5割、豆が4割、淹れ方が1割です。
今までは焙煎が6割と考えてましたが、豆の種類にこんなに差が出るのかと驚きでした。
コーヒーを美味い不味い語るなら、焙煎はマストですね。豆の種類への偏愛はその先にあるかと思います。
淹れ方は現在ところこだわりはそんなに無いですが、ネルかペーパーか、ひとつ穴か3つ穴か、エスプレッソかサイフォンかドリップかフレンチプレスかでも味は変わるんでしょう。
しかし、その違いは焙煎や豆のインパクトほどでは無いというのが現時点での持論です。
コーヒー焙煎するにあたって、本やネットはみてません。とにかく経験値を溜めた上で、プロのロースターさんとコーヒー談義するとさらに深化するのではと期待してます。
ロースターは何を基準にして焼き加減を決めているのかという所が一番聞きたいですね。
生豆の状態から最適な焼き加減を判断する根拠とは何か。
私が肉の焼き加減をお客さんに選ばせないのと同じですね。バベットとフィレを同じ焼き方したら肉に失礼です。繊維やサシの入り方で油の量や温度が変わるのと同じではないかと。
職業病なんでしょう、こうして突き詰めて考え、理由が腹落ちしないと納得出来ない性格なもんで。