2021年05月19日
今週の新作は
恒例の週末新作発表ですが、ガッキー結婚の話題でそれどころではない方もいるでしょう。
うちの若い奴らは腰が砕け、足元から崩れ落ち、ヨダレを垂らして嗚咽し、泣いておりました。
若いって良いですね、そしてバカですね。
若い時は馬鹿な方が良い。
40歳過ぎても馬鹿な大人でいて欲しいです。
さてさて。
たまにはギャグっぽく洋食いきますか。
ハヤシライスやっていいですか。
高い牛肉使ってプレミアムなハヤシライスやってもいいんですけど、それはストロガノフにとっておきます。
料理は高けりゃ旨いってもんでもないですからね。
それでもコニャックとトマト効いてるフランス料理屋のハヤシライスです。
そして。
フランス料理好きな方向けの手間のかかったシャルキュトリー。
鴨とフォアグラのパテアンクルートです。
鴨肉ゴロゴロとフォアグラというクラシックな逸品。
テリーヌって焼いてるうちに結構な肉汁出るんですけど、それって焼き上がりに捨ててしまうんですよ。賄い料理に入れたりしてウヒヒなカレー食ってたりしてます。
アンクルートでパイ生地で包むとそのラブジュースと呼んでいる肉汁をパイが吸い込んでシットリ旨くなります。
アンクルートはピエスモンテみたいな味は二の次のビジュアル勝負っぽく語られますけど、パイで包む意味があるパテアンクルートにはなかなか出会えません。
家庭の食卓でパテアンクルート食べるという10年前には考えられなかった事が現実になりました。
スープドポワソン復活です。
前回、秒殺売り切れでご迷惑おかけしたので、今回は漁師さんから60キロ送ってもらいました。
虫取り網みたいなシノワも購入しまして、定番化決定です。
雑魚送ってくれた漁師さんのお店でも売ってくれるとのことで、量産体制に入ります。
定番化と言っても船が出なけりゃ魚は獲れません。船が出ても魚がいなけりゃスープ出来ません。
ここのところ時化てて船出られなかったので、仕込みやっと出来ます。
料理って自然相手に出たとこ勝負でやる方が面白いし旨いですね。人間はなんでも管理したがりますが、管理されたモノは楽で効率的ですけど面白いものってあんまり無いです。
雑魚と言っても朝採れた魚を港でそのまま箱に詰めて送ってくれたので、ピチピチのルーズソックスギャルみたいな魚ばっかりです。
漁師さんも自分が採った魚が何かしらの形でお客さんのところに届けられるのは気分が良いみたいです。そりゃそうです。
私も自分で獲った鹿を嬉しそうに料理してくれるのは見ていて気持ちいいです。