2021年04月23日
美しいテリーヌが出来ました。
豚の血のソーセージ、ブーダンノワール。
プレーンなブーダンにリンゴを添えたものが一般的ですが、胡桃や栗、唐辛子など練り込んだバリエーションも数え切れないほどあります。
中国では餅米やトマト入れるパターンもありますね。
このブーダンをテリーヌにするのは日本でよく行われておりますが、そのほとんどがリンゴのピュレやソテーを添えます。
しかし…ちと待てよ…
テリーヌとはテリーヌ切るだけで完成する料理でなくてはいけないはずです。ソースや添え物は余計です。
リンゴのピュレがなければ料理として完成しないとなると、それは型で固めただけのブーダンノワールではないのか。
また細かいことを言って、お前ははケツの穴が小さいヤツだ、短小包茎早漏の捻くれたルサンチマン野郎だな、と言われるのを甘んじて受け入れるとしても、テリーヌはテリーヌだけで完成しなければテリーヌではないのです。
テリーヌ型でテリーヌにするならば、リンゴを横に添えたり上に乗せるのは美しくない、と申しているのです。だったら豚の腸に詰めた元々のソーセージでいいじゃないか、って話。
このザワザワポイントわかります?
電動ロードバイクはもはやロードバイクではなく、人力で早く移動する為に機能美を突き詰めたロードバイクこそ美しい。
楽チンで効率的に走りたいがために例えロードバイクの形をしていてもバッテリー付いてることで電動ロードバイクは本来のロードの思想を汚してます。
そんなへそ曲がりの私の行き着いた答えがこちら。
どうですか!
美しいテリーヌです。
形の話ではなく、断面に現れたリンゴの角切りがマーブル状になっておりビジュアルも美しいですが、やはりその味わいが格段に高い到達点に達してます。
これならばテリーヌとしての意味合いがあり、ブーダンノワールとリンゴのマリアージュが相乗効果を発揮してます。
これですよ、私の言いたい美しいテリーヌとは。
前置きが長くなりましたが、かなり旨いです。
久しぶりに満足いく出来です。
細かい食べ方はサイトの方に書いてますので、しっかり読んで頂き、最高のテリーヌをお楽しみ下さい。