2021年03月05日
自家焙煎
毎年フランスに行っていた時期がありましたが、そろそろ飽きてきたなと思ってロンドンやモロッコに行くようになりました。
ある年、アメリカの食文化を見てみたいと思ってサンフランシスコに行きました。
サンフランシスコになにがあるのか特に調べてなかったのですが、当時西海岸で流行り始めていた、今で言うサードウェーブコーヒーをはじめてサンフランシスコで体験しました。10年ほど前ですかね。
レストランの予約の合間にフォーバレル、サイトグラス、ブルーボトルなど有名ロースターに片っ端から行って、今まで飲んだことのなかった超浅煎りで紅茶のような味わいのコーヒーに最初は拒否反応し、だんだんこれは旨いかもと感じ、帰る頃にはドハマりして豆をしこたま買って帰りました。
あの味がまた飲みたい、と思ってわざわざブルーボトルに行って金で解決するの違うんじゃね?てか、食べ物屋としてのプライドが許さない。
ならば自分で焙煎してみようという事で生豆を自宅で焙煎してみます。
最近は自動ロースターなる機械があるらしい。せっかくのチャンスを機械にやらせるのは惜しい。
うむ、なかなか良いかも。
焙煎も色々と試してみたいですね。今回はフライパンですが、それが正しいのかどうかは自分で決めます。
マニュアル的なやり方を敢えて調べないで試行錯誤すると、失敗も含めて自分の中に経験として蓄積されます。
学校教育システムに毒されて何でもかんでも人に教わろうとする姿勢が良いとは思いません。まずは自分の頭と身体で考えたい。どうしてもわからないことは頭を下げて教えを乞いたい。
料理やってるのと同じく、焼き方や焼きの深さと味わいの関係性、豆の性格と焼き加減などがチャートとして出来上がっていくのが楽しいですよ。
値段もコーヒー屋の豆の5分の1くらいなので、納得いくまでやれます。