2021年02月27日
本が出ます
今回はプロ向けの分厚いヤツです。
とはいえ、10年前に撮影した料理なので古いと言えば古い。
しかし、実は今とあんまり変わってないんですね。良い料理作ってます。
そもそも、料理に新しいも古いもないんじゃね?って思ってたりして。
フランス料理は完全に体系化されている技法なので、ある意味で再現性が高く、それでいて基本を踏襲していればそこに個性を重ねることも出来ます。
何をもってフランス料理とするかを理解していれば、どんな人種がどこでどんな食材を使ってもフランス料理になるわけです。
最近はフランス料理をキチンと出す店が東京にほとんどなくなってしまい、ほとんど食べられなくなってしまった。求められてないし、作れる人も数えるほどしか居ないですし。
いつからフランス料理の看板出して、ムニュの最後に米料理出すようになったんでしょうか。
フランス料理やる人が絶滅危惧種なのに、プロ向けの本が売れるかどうか微妙です。
先日、私の最新本が台湾と中国で翻訳が決まりました。
フランス料理の分野でも中国や台湾に抜かれるのも時間の問題でしょう。
私は単著で7冊出して、もう出涸らしのお茶です。引き出しが枯れました。
今回は共著で、いろんな人と一緒に載ってます。共著は数え切れないくらい出してますのでカウントしません。
本が出せるってのは自分なりに結果残せたと思っています。私が死んでも本は残りますからね。
そうそう、来月のオレンジページは私が表紙から12ページ担当しました。
表紙はananみたいにセクシーポーズで出るかも知れません。