2020年10月13日
ツキノワグマシチューとまた書評
今夜の晩飯は去年獲ったツキノワグマの赤ワイン煮込みでした。
いやー、旨かった。
肉の味が半端ないし、臭みゼロ。
まだ足が毛付きで2本残ってます。熊餃子でもやろうか。
明日のチビの弁当はツキノワグマ弁当なのかもしれません。日本でツキノワグマが弁当に入っている幼稚園児は、さすがにウチの子だけでしょう。
熊を煮込みながらタイムリーな本を読んでました。
結論から言うと、時間の無駄でした。
増えすぎた日本の野生動物達
というサブタイトルからも分かるように、人間中心の目線で終始書かれてます。
そもそも、野生動物の数なんて誰も把握できていません。増えただの減っただのの推測に基づいて対策を、〜かもしれない…〜の可能性が高い…などとテキトーに書かれても説得力ゼロです。
外来種についても終始悪者扱いですが、そもそも固定種だって先祖を辿れば多くは外来種であって気候風土に適合したものだけが現代に生き残っているだけの話。
人間だって最初はアフリカからの外来種です。
もちろん、農業されている方々の獣害に対する悔しさは相当なものですが、だからといって野生動物を絶滅させればいいのかといえば、そんな事は出来ません。
自然や野生というのは、人間に制御できない大きなモノ、と定義すればわかるはずです。
大きな自然現象で言えば、例えば台風の被害を減らすための対策は出来ても最後は祈ることくらいしか人間には出来ないということを認めるべきです。
一度、彼らの気持ちになって考えてみると新しい発見があると思うんですよね。
いやいや、獣害とか有害駆除とかおっしゃいますが、生態系破壊や環境破壊の1番の原因は俺たち鹿でも、奴ら猪達でもないと思うんスよ。
地球上で増えまくって、治せないクセに山でも海でも壊しまくってる有害生物を教えますから、そっちをドンドン駆除してもらえませんかね、旦那。
と、日本語でシカに話しかけられたら私はなんと答えれば良いのでしょうか。