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2020年08月10日

友人が

養豚を始めるという。

すでに養鶏をやっており、野菜も果樹も高いクオリティで実現している彼が遂に養豚家になるとの情報をキャッチ、しかもここに来てボランティアを募集しているではないか。

 

これは是非とも手伝いたい。

内澤旬子さんの”飼い喰い”という本を読んでから、いつか養豚に関わりたいと思っており、この指止まれの号令に、ウジウジ考える事なくなくいち早く声を上げてしまいました。

 

 

豚舎を建て、環境を整え、許可を取り、子豚を迎え入れ、育て、そして肉になっていく過程を間近で見ることは狩猟とはまた違った生き物と食べ物に向き合う事になるでしょう。

普段スーパーで100g95円で買っている豚肉とは、何がどうして100g95円なのでしょうか。

キロで小売価格950円。

1頭で肉が取れるのは約4割で、他は骨と内臓です。

1日に屠殺される豚は6万頭。

今日も明日も6万頭。

殆どの日本人がそうであるように、私は豚や鶏を育てて食べた事がありません。

シャルキュトリーは豚肉がベースであり、パテになる肉はどこからどのようにくるのか、

それは誰もが頭でわかってるのに、ほとんど誰もが知らない事でもあります。

 

これはずっと悩んできたきた事であり、料理に関わる人間として、なんとなくケツの座りが悪い、肝心なところにタッチしていない自分はズルいんじゃないかと感じていた事です。