2020年08月04日
キッチンカー?
キッチンカーとは何か、と言われれば、私の理想系です。
場所はある程度制限されるものの、それすらもコロナの関係で今後どう転ぶかわかりません。
こういう予定不調和がたまりません。
加えて、必要最小限の機材しか積むことが出来ないので、本質的な料理人のスキルがモロに出ます。
まだ借り物のこの車にはガスが二口とちっこい冷蔵庫とシンクしかありません。
オーブンもなければ電子レンジも無い。
限られまくった環境だからこそ自由がある。
自分を大きくみせるために特攻服みたいなコックコート着てドヤる必要もなく、メニューも自由、理想はその土地の食材買い込んでその場でメニュー決めてその場で料理して食べてもらう事。
土地に張り付いたレストランでやってた事を自動車でやれれば最高だ。
今、ターブルオギノは急ピッチでオンライン販売と卸売に力を入れ始めてますが、相手は顔の見えない全国のお客さんや同業の皆さん。
ネットを駆使した空中戦は食品メーカーの仕事としては正解でしょうけど、職人としてはどうなんだろう。
やはり人間臭くて手の味がする料理を作らなければ料理人としては死んでるなと。
冷めた弁当をレストランの店頭で売るのも違うと思っていたので絶対にやりません。
もう一度料理をやるならば、やり方は一つしかないなと。
そのためには色々超えなきゃいけない大人の事情がありますが、レストランで三密回避でお茶を濁すより、そんなのも変えていける反骨精神がいいじゃないですか。
借り物の車で一通りやってみて、理想の車を探したいです。
愛車でエアストリームを牽引するのが最高なんですがね。
私がガキの頃、故郷の競艇場の近くに週末だけ屋台のなんて事ない台湾ラーメン屋が来てまして、夜な夜な親父と2人でそのなんて事ない台湾ラーメン食いに行ったことがあるんですけど、なんだか凄え旨かった。
料理ってそういうもんです。