2020年03月22日
なかなか良い本じゃないか
村上春樹先生には顔向け出来ませんが、私の著者、特に序文なんかはどの本もしっかり書けてるじゃないですか。
特にテーマとして難しかった果物本なんて、試行錯誤の跡が残っていて今読んでも新しい発見があります。
酸味より甘さ味の勝る果物を料理に使うときは直火で焼いて苦味を足しても奥行きが出て面白い、なんてくだりは読んでいて、ほほう、なるほどな、とニヤリとしてみたりする。
それにしても30歳そこそこでアマチュア半分みたいなエセ料理人が良くこんなに理論的に素材と料理を体系化できたと我ながら感心してします。
ええ、すいません、私の本なんですけどね。
それにしても、本にはターブルオギノの何々という題名が付いているのに、ターブルではあんまりこの手のキテレツ料理が出てませんね。
ただのビジュアル重視、目立ちたがり屋のエンタメシェフのオナニー本だと思われるのも気に入らないので、実際に商品にして売ることにします。
こんな料理やってる惣菜屋は未だにありませんからね。