2020年02月19日
単独シノビ猟登山
いつもの奥秩父から山域を変えて、南アルプス界隈、白州に遠征。
今日のテーマは狩猟×厳冬期登山
山が山なので、12本爪アイゼン、ピッケル、ワカン、ヘルメット、ザイルなどフル装備。
猟銃や弾も持つとズッシリ来ます。
こんなに重くて大丈夫か?
それにしても南アルプスは崩落が進んでますねぇ。誰も入らない山域は至る所が崩れて落石だらけ。こんなの当たったら即死ですわ。
今年は暖かく、雪が少ないので標高あげないとアシが無いです。
1800m超えたあたりから積雪。マイナス8度。
もはや雪ではなく、ガチガチに凍った氷は滑ったらお終い。ピッケルとアイゼンなければトラバースも出来ません。
それでもこんな所にまで来ないと鹿には逢えません。
奴らはダウンジャケットもウールのソックスも薬局で売り切れ続出のマスクにも頼らず全裸でタフに生き、杏ちゃんビックリの一夫多妻制でお盛んに繁殖してます。
今回は鳥猟終わってるので、散弾は持たずに破壊力あるスラッグのみ。
風が猛烈に強いので、ちょっと重めの弾頭のレミントンのライフリングされた12番フォスター弾。
風がとにかく強くて、鹿の泣き声も気配もあったもんじゃなく
私はスコープも使わないので当たる気がしません。
沢の左俣から長い長い道を歩いてA岳にとりあえず登攀して猟区まで降りて作戦変更。
これ以上歩けません、寒さに耐え忍んで待ち伏せしよう。
A岳からN岳までの縦走途中、足跡が沢山あるスクランブル鹿交差点みたいな笹藪を見下ろせるセルリアン鹿タワーみたいな杉の陰から狙います。
持ってきたおにぎりも水もカチカチに凍り、小腹対策のチョコレートもベニヤ板みたいに凍って味もしない。
さ、寒い…
登山ならば動いているので、登る時はシャツ一枚ですが、全く動かずただ待ち続けるだけってのは恐ろしく寒い。
1時間半が限界。
もう無理っす…僕ちゃんの大事な鼻と耳と足の小指がもげますよ…
ということでボウズで下山。
チキショウ…