2020年02月15日
綺麗さっぱり無くなりました。
親子の鹿を発見。
さて、あなたはどちらを撃ちますか?
サザエさんは小鹿を撃つ、と。
なぜなら美味しそうだからだ。
より多くの肉が取れる母鹿を撃つ、というのも一つの考え方です。しかし、母がいなくなった小鹿はその後生きていけないかもしれない。
小鹿を撃ちとった後、しばらく母鹿らしき鳴き声が響いていました。
子供を殺した私を責める泣き声です。
もも肉、ロース、ヒレはソテー
バラ肉はコンフィ
カタと首、スネは赤ワイン煮込み
その他端肉はパテ
背骨や大腿骨などは煮込みのベースとなる出汁
皮は解体場のおじさんにあげました。
循環器系の内臓はパテになります。
運ぶ際にどうしても消化器系は重くて無理だったので、腹割って取り出して埋めました。
今頃は跡形もなく猪やカラスや微生物の循環の一部となっているはずです。
今日で本州の狩猟期間が終わりますが、山梨県はあと1ヶ月ありますので、経験値上げるべく山に通います。
山で出会ったハンターのおじいさんは獲物を全て自前で保存食にしているとの事。
そして業務用冷蔵庫なんて持ってないという。
どうしてるんだろう、と思ったら子供の頃は冷蔵庫なんてなかったからそれなりに知恵絞って一年分の保存食を作るんだとか。
そんな事を根掘り葉掘り伺って、なるほどそうか、と。
ヨーロッパ系の保存食であるシャルキュトリーを極めたいと今までやってきましたが、日本における野獣肉の保存食に猛烈に興味が湧いてきました。