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2020年01月31日

人間社会において

最も恐怖の存在、それは安倍でも警察でも右翼でもヤクザでも杉田水脈でもありません。

 

それはヤクザすらも反抗できない圧倒的な国家権力です。

 

泣く子も黙るし、ヤクザも黙る。

 

 

そう、税務署です。

 

野暮用で税務署に問い合わせしたら、そんな事でいちいち電話してくるな、仕事増やすな、調査に行くぞ、と凄まれるかと思いきや、メチャメチャ優しいオジサンが対応してくれてありがとうございました。

 

そんな1月の月末。

 

2月からも僕ちゃん頑張って納税します。

 

 

2020年01月30日

おおお

 

 

物理学者が書いた時間に関する本です。

頭の悪いわたしにも理解できる易しい書き方で安心安全。

 

物理学者なので、難しい公式とかグラフとか出てきたら本を閉じようと思いましたが、物理学の本というよりは哲学書です。

 

要するに時間とは人間がこの世界を理解し掴み取るために変換した言葉としての概念であって、宇宙的な世界の中では時間という概念は意味を持たないという事。

宇宙自然的な出来事の連続性の中で今を生きている我々がこの瞬間を切り取って共有し、理解し、約束するために必要な概念が時間という概念なのですね。

自分でも何を書いているのかよく分からなくなってきましたが、新しい視点をくれる本である事は間違いありません。

ただ、邦題そのままの内容かと思うと余計にわけわからなくなるので注意が必要です。

 

アリバイ作り

 

 

仙台に行っているフリをして、実は山に行ってるじゃねーのか、鹿追いかけてるんじゃねーのか疑惑があり、違うよ本当に仙台だよ昼飯は牛タンだよデザートはズンダシェイクだよお土産は萩の月だよのアリバイ作りのために。

 

すげー高くてビビりました。

 

セクシャリティとは

出張で仙台に向かってます。

その車内、やることないので先日の読書感想文。

 

とんでもない本で、1日で一気に読了。

 

久しぶりにどっぷりハマる読書体験でした。

アブノーマルとか、変態とか、フェティシズムとか色々呼び方あると思いますが、この本のテーマは破壊的に強烈。

動物性愛です。

獣姦ともいいますが、それはあくまでも日本語的な表現でその真相は曖昧、というかタブーとして無かったことになってます。

平たく言えば、究極の動物への愛の表現として動物との性行為を含む性的嗜好です。

人類学名的にはズーフィリア、略してズーです。

著者は20代の頃に壮絶なDVを受け、愛とは何かがわからなくなり、性行為の意味合いを単なる性器どうしの結合としか見出せなくなります。

人間としての自分を取り戻すために学術に取り組む決意をし、突き当たったテーマがズーでした。

日本でもLGBTが認知され、一定の理解はされつつも更なるマイノリティへと深く理解しようと当事者のいるドイツに向かいます。

そこで実際にズー達のコミュニティと生活を共にし、ペットではないパートナーとしての動物たちとの関係性を丁寧に紐解いていきます。

タブーとされるものは一般的には理解されがたい文化であるからこそタブーなのであり、その善悪を判断するのは一体なんなのか。

たまたま動物を愛しすぎてしまったのです。

私も犬に対して異常ともいえる愛を注いでいます。

ウチのウィーちゃんはペットではなく友達でもなく唯一の存在です。

実際に一緒に寝てましたし、夏場にほぼ全裸な私は元々全裸である犬と一緒に寝ている事を冷静に考えればオスの9歳とオスの41歳が抱き合って舐め合ってキンタマを揉みながら一晩を過ごしているわけです。

ドイツにあるズーのコミュニティには様々なズーがあり、必ずしも動物との性行為が前提としてあるわけではなく、肉体的にプラトニックな関係性でありながらも犬のことを妻と呼び、全てを妻のために捧げるズーも取り上げられています。

核心の性行為の形も様々で人間の男性がオスを愛するズー・ゲイや、メス同士のズー・レズビアン、ゲイも猫型とタチ型の2パターンがあるようです。

車椅子の女性がオスの大型犬との愛を育む例も紹介されます

人間を動物の一種として考えるとき、性欲という本能的生理現象は人間だけに備わっているものではなく、犬や馬にもあるものだとズーは考えます。

要するに彼らもその気になるのだと。

言葉を媒介しない関係性において、本当のところは誰にもわかりませんが、言葉がなければコミュニケーションとは成立しないのか。

言葉があることによるメリットもあれば、言葉がないことによる深い結びつきというものもあるように思います。

ウチの次男はまだ0歳。腹が減ったのか、ウンコしたいのか、眠いのか、

犬も散歩なのかゴハンなのか遊んで欲しいのかは言葉がなくてもわかります。

本能のままである乳児や動物は言葉がないから嘘をつきません。

ズーたちはパートナーの動物とペットをハッキリと分け、パートナーとなる動物には、本人にパーソナリティを見出し、そこには対等で平等な関係性を構築しようとします。

 

 

セクシャリティに善悪があるのか、という事は本質的ではなく、ズーとパートナーの動物は言葉もなく血縁もない別の種の動物でありながら、その結びつきは非常にピュアです。

ゲスト側なのかホスト側なのかという立場によって自分と相手を使い分け、相手が同じ人間なのに対等に扱うことが出来ないような大人が殆どの人間社会において、嘘のない純度100%の愛をくれる動物とズーとの存在がどういう位置づけなのかという点にセクシャリティはあまり関係がないように思います。

都市化が進むにつれて動物的では無くなってしまった人間は、別の種である犬や馬と愛情を注ぎ込んで動物的な本能を取り戻しているのかもしれません。

 

この本を読んで、世界観や景色がガラリと変わりました。

2020年01月28日

出来たぜ!

 

自然栽培で白菜はほぼ不可能って言われてました。

何をもってして出来たかという基準は置いておいて、とりあえず食べられる白菜は出来ました。

 

それにしてもキヌサヤとほうれん草が全く伸びてこないのは一体なぜなんだ…

ブロッコリーは波平さんの頭みたいになってます。

やはり肥料入れないとダメなのか?

一旦、肥料入れると先が長いんだよなぁ。

先が長いという事の意味は分かる人には分かると思いますが、なるべく入れたくないんです。

なんとなく、フワッと自然栽培がどういうものなのかがわかってきたような気がしないでもないんですが、スギナが生えまくるウチの畑の土は酸性が強い気がしていて、アルカリに持って行くために炭を鋤き込もうと思いつつ、まだやってません。

入れる前の自分の中でのデータが蓄積出来てないから、入れた後の変化に自分の理解が追いつくかどうかが不安だからです。

なんでも人に聞けば早いんですけど、それって本質的に理解したことにはならないと思うんです。

畑に限らず狩猟でもスポーツでも同じなんですが、誰かに教えられる答えよりも試行錯誤して自分で見つけた答えを信じる方が理解が深まる気がするのです。

回り道したり敢えてゆっくり進むことでしか、見えない景色があるんですよ。

レシピ通りに作ればそれなりのものは作れますけど、圧倒される旨さ作りのセンスはレシピには書けません。

 

 

ウチの親父に根菜は簡単だが葉物は難しいぞ、と言われたのが思い出されます。

 

 

2020年01月27日

恐ろしい本

藤沢駅にはジュンク堂という巨大な本屋があります。

 

たまたまフラフラしてたら目に入った本がありまして。

どこか既視感のある装丁。

 

そして帯を見た瞬間、のけぞりました。

な、なんと、ついに、このジャンルが開拓されたか…

見てはいけない、覗いてはいけない、入ってはいけないジャンルというのが世の中にはあるんですよ。

タブーってやつですね。

その辺の都市伝説的な安っぽいタブーではなく、正真正銘のタブーもタブー、タブー界のラインホルト・メスナーみたいなレジェンド級のタブーです。

 

買いましたよ、そりゃ。

噂には聞いていたし、ネットで調べる事もなくは無かったですけど、ネットを信用してないし、このジャンルで検索すると雑音があまりに多すぎで、この業界の生態系に辿り着けない。

 

まさか、このジャンルがこんなにメジャーな出版社から出て、しかもメジャーなノンフィクション賞までとっているとは。

 

あっという間にすでに半分読みましたが、とんでもない内容です。

これこれ、こういうのを待ってたんですよ。

 

ページをめぐるごとに心の襞にハラペーニョをゴリゴリと塗られて悶絶してのたうち回るような感覚。

ま、まさか、この本に書かれている事は僕ちゃんの事なのかもしれない…

ぼ、僕ちゃん、気がつかなかっただけでこういう傾向があるのかも…

 

うああああ!

 

 

 

 

 

 

2020年01月26日

現場感

 

記者が徹底した取材をもとに組み立てられる日本漁業の最前線。

 

この本は現場感が貫かれている素晴らしい本です。

 

データではない現代漁業の今を知りたいならば、この本がオヌヌメです。

うーん

 

たまたま通りかかって見つけた本を買いました。

タイトル的に、多分こんな内容かな、と思ったら、その通りの内容でしたので途中で読むのをやめました。

 

いや、その通りなんですよ。

各種データや海外の取り組みと日本の杜撰な水産政策を比べてこうするべきだ論がラジカルに展開されます。

結局、水産資源の保護や回復というのは、漁業者に対する規制というのが一番手っ取り早いし、制度上乱獲できてしまう漁業者のせいにするのは簡単、規制して資源回復を待つ、そんなことは前々からわかり切った話です。

 

そこじゃないんですよ、僕ちゃんが知りたい事は。

 

 

 

豚足クロメスキ

クロメスキって言いたいだけ。

 

クロメスキとはコロッケです。

ただ、パン粉が細かいって事だけ。

 

日本で豚足っていうと、だいたい茹でたやつを冷まして辛子酢味噌ですよね。

あれ最高。

今回はフォアグラとリドボーを忍ばせた豚足のパン粉揚げです。

大豆のバルサミコ煮込み、北海道と高知のハーブをガッツリ入れたラビゴットソース。

 

 

 

2020年01月24日

キンカン

 

柚子でテリーヌを作りたい、という話があったけれど柚子は取り切ってしまい、すでに果汁絞って冷凍してしまいました。

 

ならば、キンカンをコンフィしてテリーヌに練り込もうではないか、という事でガッツリと。

 

キンカンは匂いが強いので畑の隅に植えておくと虫除けになるとか。

農薬も肥料もなく勝手に育ってくれる素晴らしい作物です。

 

さて、これでどんなテリーヌが出来上がるか。

 

私の中にアイデアはありますが、現場のスタッフがどんなルセット起こしてくるかを楽しみに待ちたいです。

 

こういう食材で何か作るときは教科書通りにはいきません。

そもそもキンカンはフランスには無い柑橘なので、オリジナリティとクリエイティビティが問われます。

何かを始める時に誰かに教わるのが前提かどうかは大きな違いです。

普段から勉強してないとこういうクセの強い食材は使いこなせない。

 

 

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