2019年08月09日
中華街の某店で食事したあと、そこで働く現地の料理人さんにコツを耳打ちしていただき、今日はその答え合わせです。
餃子でもシュウマイでもなんでもそうですが、皮を買う事によって皮を作るという経験を料理人が失うのは非常にもったいない。
あらゆる経験に厚みを増すための修業という期間の中で生産者や物流など食を影で支える人達の事に想像力が働くようになると信じてます。
なんでもアウトソーシングして効率化を図った結果が今の日本の食です。
畑がシステム化できないのと同様に料理もシステム化出来ない経験値に比例する世界なので、料理人が通らねばならない王道と呼ばれる道は昔から変わってないのです。
この暑さと日照りで里芋が弱ってきてます。
植える場所を間違えたってのもあります。
よりによって畑の中でもカンカン照りのど真ん中です。
自分の浅さに頭に来ます。
無知は罪です。
もっとジメっとした端っこの方が良かった。
意外とカボチャは元気ですが。
トウモロコシはあと一歩というところで今年も虫にやられ
申し訳ないので虫食って無いところを齧って緑肥にしました。
ウチの農家さんはなんであんなに上手に出来るのだろう。
経験と試行錯誤の厚みが違いますね。
虫の種類や雑草の生え方、風の向き、そして土。
農業に答えはないものの、自然の中に全て答えがあるのだと思います。
意味のない雑草や虫は存在せず、何かしらの意味と答えをその存在自体に宿しています。
それを感じ取る感性が身につけられるかどうか、に尽きます。
それぞれの農地は土や風や水や天候によってマニュアル通りにはならず、全て自分の意思で試行錯誤するしかありません。
どうしても暑さや日照りなどの外的要因に答えを求めて被害者ヅラしてしまいがちですが、畑の中に全てがあるように思えるのです。
野生の動植物はそうして脈々と種を生きてきたのですから。
裏返せば、それがわからないのは人間はその能力が退化してしまったと言う事でしょう。