2019年07月28日
ピッツァを作れ、と賄い当番に厳命。
出てきたブツはカラオケボックスで出て来るレベル以下のチーズトマト煎餅のようなシロモノ。
明らかにオーブンの温度が低く、バキバキになるまでしつこく焼いた模様。
お前、ビビったな、ボケ。
ふざけんな、コノヤロー。
ピッツァなんて大して難しい操作や技なんて必要無いのに、どうやったら失敗するのかコッチが教えてほしいわ。
焼き方さえビビらなければ、基本的にトッピングなんてなに載せてもそれなりにまとまりますよ。
実際に作った事あろうがなかろうが、結局はセンスの問題。
いや、センス以前に好奇心とか興味とかの情熱の問題だ。
群馬の松島農園から神楽なんばんという辛いピーマンみたいなのがきたので、これでチリの酢漬けを作ります。
これをベアルネーズに混ぜるか、肉の横に添えるかです。
いやー、旨そうだ。
牛肉大国、いや、牛肉大陸といえばオセアニアや北米ではなく、南米でしょう。
南米は週に4日はバーベキューするといい、日本人の6倍の肉を食べるそうです。
南米に広がる広大な草原で放牧された健康的な牛肉は月齢が他と比べて若く、肉は赤々よりもピンクに近い。
意外なことに、南米では一番旨いとされている部位はランイチなのだそうで、ヒレやロースはその次です。
ヒレ、ロース信仰の日本との大きな違いです。
そのためなのかヒレは比較的安価に入手できるので、ここは南米の牛ヒレをガッツリ食べましょうか。
今回はウルグアイ産牛ヒレです。
フランス料理的には脂のない牛ヒレこそフランス料理向きであり、ソースをアレコレ考えるのが楽しい。
日本のレストランみたいにペラペラの肉をチマっと焼いたヒレなんて食べた気がしませんので、私はほとんど使ってきませんでした。
しかし、価格も許容範囲内ですので、本来焼きたかったボリュームでドーンといきます。
お行儀良く無いフィレステーキってあんまり食べた事ないでしょ?
下品なフィレ肉をどうぞ。
昔、国連近くのトロケってビストロで食べたコブシ大のフィレ肉をロゼより少し若めに焼いて、チリの酢漬けが効いたベアルネーズとポテトフライとか最高。
俺が食べに来たい。
8月から、メイン2品コース7500円始めます。
もっと肉喰いたい、ほかの肉料理も喰いたいというリクエストにお応えして。
ただ、このコースは単純に肉料理を一品プラスするので、ボリュームが暴力的になりますので、そのスジの方向けになります。
対応出来ないので平日限定、週末は通常通りのコース展開です。