2019年06月27日
フレーズデボワ
農家さんの畑でイチゴが野生化したらしく、今年は収穫したんだとか。
そう言う意味ではフランスのフレーズデボワとは違うんですけど、言うならばフレーズソバージュでしょうか。
へー、そんなこともあるんですね。
野生的なイチゴは本来の季節に実をつけますよね。
9月にフキノトウが出てこないのと同じです。
イチゴは北海道の気候でいうと本来は今時期なんですね。本州ならばゴールデンウィークあたりでしょう。
そんなワイルドなイチゴをタルトにしました。
みてください、このヤンチャっぷり。
ほんのりした甘さは露地やハウスには敵いませんが、やはり香りは素晴らしい。
酸味も強すぎず、野生感キテます。
甘さは砂糖で出せますが、果物の酸味は足すことが出来ません。レモン汁入れてもレモンはレモンでありイチゴでありません。
野生の鴨が本来の鴨であるように、このイチゴは本来のイチゴです。
足りない甘さはバタークリームで補いつつ、香りを消さないように調整してます。