2019年05月31日
今まではイノシシの皮を捨ててたんですけども、皮を革にするということは一体どう言うことなのか、という素朴な疑問を解決することにしました。
で、前はスマホで気軽に調べた皮なめし屋さんに送って革にしてもらって、それでSM嬢王でもある国見さんの奥さんにボンテージ革ホットパンツと鞭を作って贈り、私の日頃の行いを罵ってハイヒールで踏んでもらおうと思ってました。
しかし、それでいいのか?
と、思い直してなめし作業を自分でやることにしました。
革靴の革はどうやって出来るのか。
剥製はどうやったら作れるのか。
知ってる人は私の周りに居ません。
これも体験の喪失です。
自分で皮を革にする体験をする事で、そのプロセスの中にある先人の知恵や工夫や偉大さを知ることを放棄しなくていいんです。
多分、私の爺さんの爺さんあたりの世代は当たり前にやっていたはずなんでしょうけど、便利な世の中になってそうしたことを現代人はアウトソーシングして見えにくくしてしまいました。
とりあえず、店の玄関マットを猪の毛皮にしたいとます。
2019年05月30日
ソーセージを仕込みました。
ナイフで切ったら肉汁ドピュドピュ系です。
しかし限界まで水分入れたので日持ちしません。
今週の土日で出し切る予定です。
土曜日からは前菜お任せになるので、外角ギリギリの攻めたこういう仕込みが出来ますね。
これは先日仕入れた丸ごとの豚の前足全部、
40人前くらい出来ますかね。
皿の上に乗ってる料理は結果でしかありません。その料理を食べてわたし達は評価されるわけなんですけども、そのプロセスにこだわりたい。
ひき肉やひき肉用のパーツをソーセージ作るために買えば一直線でソーセージになります。
枝肉で買うと、前足はソーセージ、バラの後ろはベーコン、前バラはスペアリブ、モモ肉はハムとテリーヌ、クビはリエット、みたいな試行錯誤と推敲があります。
これは皿に乗った時には見えないプロセスです。
こんな事が出来ても別にどうってことはございません。
しかし、山頂に立つ目的と結果は同じでも雪山と夏山では意味合いが異なり、クラシックルートかバリエーションルートかで登山者に流れる思想は違います。
一通りを体験した人間が改めてその文化の原点に立ち返るとき、そこに新しい気付きを見つけられるはずです。
何事も合理性を重視して効率を求めることにに慣れてしまうと、気づきのチャンスも同時に放棄することになるような気がしてます。
それが原因で行き詰まりを感じていた、という事に気がついたボクちゃんは大変賢い。
朝から400キロ弱、車で爆走しました。
中央道から見える北岳の山頂直下は雪がベッタリでした。
良いですね、登りたくなりました。
なので月曜日は北岳バットレスにフリーソロクライミングしようかと思います。
だれか行きますか?
2019年05月29日
先日発売された新書、
大量廃棄社会
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044053
という本の発売に伴って、アパレルの廃棄問題や食品ロスに関する講演会に登壇することになりました。
この本に私もチマッと登場してるご縁です。
日程はまだ仮ですが7月2日
場所は築地の朝日新聞本社です。
時間は16時ごろ開演予定してます。
決まりましたらまたこちらに載せます。
この件は私のライフワークですので、あんまり人様にお話しすることでもない、と思ってたんですけども、うるさいオヤジになっても良いのかなぁと思わなくもないなと。
最近はヨーロッパに倣って食品ロスの法律とかできて、やっとこうなったかと思いつつも、法律作らないと食べ物無駄にする事をやめられない日本人は馬鹿なんじゃないかと思います。
モッタイナイという言葉と文化は日本にはもうないんです。
ウチの若い奴見ててもそれを感じます。
食糧危機に備えて昆虫食べましょうとか肉じゃない培養肉なんてのも開発されているみたいですけど、新しい物を生み出して経済回すって発想を根本的にやめないと本当に間に合わなくなると思います。
今の日本は毎年海外から買ってる量と同じ量を捨ててるって試算もあります。
世界で一番食べ物捨ててる国で、世界で一番農薬使ってる国です。
世界中のみんなが日本人と同じ生活したら地球があと5個必要です。
料理でもアパレルでも、すでに在るもの、持っているものを大切に使い倒すっていう当たり前の事を当たり前にやらないとマジでヤバイんじゃないかと思います。
食べるのも洋食は好きなのです。
果たして洋食嫌いな人はいるんでしょうか。
特に男って単細胞生物なので、夕飯の献立に困ったら揚げモン出せばほぼ全ての男性は喜びます。
ウチは野郎ばかりなので週一で揚げモンです。
特に私の機嫌が悪い時はこんな賄いが多いように感じます。
最終日が自動的に一番美味しくなるのは避けられません。
デミグラスでハンバーグ煮込んでますが、継ぎ足しでソースを仕上げていけば、そりゃ最終的に肉のエキスが詰まってる方がコクが出ますね。
今日と明日は予約締め切ってますが、明後日の最終日の洋食ディナーはまだ少し予約可能です。
2019年05月27日
やっとお手を覚えた8歳半のウィーちゃん。
人間で言えばアラフォーのオッサン、今の私も同じくらいです。
学ぶ事は素晴らしい。
2019年05月25日
水木金、3日間やります。
月末の平日に満席になるとも思ってませんが、各30食限定です。
メニュー決めました。
3日間少しづつメニュー変えようかと思ってましたが、3日とも同じにしました。
・キタアカリのヴィシソワーズ
暑いのでサッパリ仕上げます。あとがあるので少しだけ。
・ミックスフライとナポリタン
メンチカツ、エビフライ、カニクリームコロッケ、ナポリタンを盛り合わせにします。
盆と正月とクリスマスとハロウィンが一緒に来たような感じです。
・デミグラス煮込みハンバーグ
私がデミグラスソースを最初から作ります。フランス料理屋のプライドにかけてデミグラスを仕込み、その中でコトコトじっくりとハンバーグを煮込んでます。
この料理は本でも紹介していません。
手順をヴィジュアル見せるだけで出来るような簡単な料理じゃないんですよね。
・欧風ビーフカレー
炭水化物が無いので最後にシメのカレーです。私の好きな感じのヨーロッパ風カレーなのですが、ターブルのものとも少し違いまして、赤ワインやバターが効いたフランス料理的なカレーです。
大盛り上等です。
・デザート
プリン・ア・ラ・モード?
チョコレートパフェ?
特に決めてません。その時のノリで。
と、これで5000円です。
良いでしょ?
デミハンバーグなんて、銀座の洋食屋なら一皿3000円ですよ。
既に予約はそこそこ入ってますが、あんまり宣伝してないのでまだ一杯にはなってません。
これ終わると、また当分洋食やらないと思いますので、是非この機会に。
次は寒くなった頃かな。
脂の中で煮込んでいる料理です。
日本では何故か鴨のコンフィが代名詞ですよね。
天邪鬼な私的には鴨より鶏かウサギの方が好きです。
骨付きのまま、真っ二つに切って
塩とニンニクでマリネ、じっくり1時間ラードで煮込んで休ませ
仕上げに強火のオーブンで一気に焼いてバキッと仕上げてます。
表面にはチリペッパー。
これを食べたら鶏のコンフィが旨いというのをご理解いただけるかと。
2019年05月24日
師匠のところに配達しようかなぁ。
欲しがりサザエさんにこの写真見せたら嬉しそうでしたねー。
欲しがるなぁ。