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2019年01月14日

今日はお願いです。

ホームページに記載しておりますが、

 

今月からランチ、ディナー共に

お一人様ワンドリンクのオーダーをおねがいしております。

 

ホームページの予約のご案内

予約フォームのコース選択欄

そしてご予約の確認フォーム

確認メールにも記載しております。

 

先日、

ワンドリンクオーダーなどという事は知らなかった、遡って確認したがブログには記載がなかった。

小さく書き添えるのは見落としてしまう。

半年前、この店を使ったときには時間に遅れることに対して指摘されることはなかった。

 

とのご意見を頂きました。

 

このブログは店の公式ブログではございません。

公式のホームページに諸々の記載がありまして、そちらはまじめにコツコツとまじめに更新しております。

ブログは私の個人的な活動とか独り言、憂さ晴らしなどのマスターベーションの場でございまして

逆にホームページがあるのに、このブログのみに店のお知らせを載せていたとすれば、そっちの方が問題かと思います。

原材料の値上がりやら何やらと私たちには想像もつかない理由で食材の値段が上がっております。

簡単にコースの金額に転嫁すればいいのでしょうが、レストランという看板を掲げている以上、大人の食事の場として食前酒などのワンドリンクを頂く事としました。

料理の値段はなるべく安く、気軽に楽しんで頂ける金額をご提示し、その枠の中で東京一のパフォーマンスをやってまいりたいという思いは変わっていませんが、

この値段でお料理を提供するため、そしてその中で労働体制を法律の枠組みに収めるには色々なコストを限界まで削らなくてはなりません。

昨年の夏頃からウェブでの予約に絞りました。

ご来店の時間をご指定頂いてます。

ある人数を超えるとその時間帯での予約が受けられなくなり、少しズラして頂くことになります。

これは最小の人数で店を切り盛りしていくためにどうしてもお願いしなければならない事です。

そして指定されたご来店の時間に大幅に遅れられてしまうと、後の予約のお客様のご来店と重なり、結果的に時間通りに来てくださっている方々にご迷惑をおかけする事になります。

 

もし遅れてしまいそうな場合は、事前にお送りしている予約確認フォームからご自身で時間の変更をお願いします。

これは今まで紙で予約管理をしていた頃から、言った言わない、電話に出る出ないの水掛け論を繰り返してお互いに理解しあえなかった事からの教訓です。

 

さまざまな事が重なり合ってギリギリの状態で切り盛りしているのが個人店の現状です。

旨い料理を提供する以前に、スタッフ働きやすい環境を整えるのが私の大切な仕事でもあります。

休憩時間もキチンと取らなくてはならないし、労働時間や休暇もキッチリと守らなくてはいけません。このままでは業界的な人手不足は解消されないでしょう。

真夜中であっても関係なくかかってくる電話に出なければならない、というこの業界の仕組みは明らかにおかしく、この仕事が敬遠される一因でしょう。

ある方が遅れてしまったことによって、時間通りにお越し下さったテーブルのケアが遅れて結果的に私たちに対してクレームが来てしまうというのが現実なのです。

 

現実的な話はこれらの事だけに限りません。

 

本当はこんな事をここに書きたくはありませんでした。

 

 

私はスタッフに良い環境を整え、生産者といっしょになって楽しく料理を作って生きていきたいだけなのですが、店をやるということ、続けていくという事の意味合いを最近よく考えるのです。

一体、何のためにやっているのかと。

店に行くこと、店で料理を作る事がストレスになり始める前に、これだけは書かなければならないと思いました。

嫌なら店に来るな、と言うのは簡単です。

でも、それでは何の解決にもなりません。

時代はどんどん変わりますが、人は変わることに対して慎重です。

それでも時代に合わせてやるべき事をやらなければレストランという、ある意味でエッジの効いたカルチャーは日本からなくなり、顔の見えないのっぺらぼうなコンビニとファミレスと牛丼屋ばかりになると思います。

 

私が間違っているのかもしれません。

しかし、大切なスタッフがこの仕事や店を嫌いになってやめてしまう事だけは避けなくてはなりません。

私一人で店は出来ないのですから。

やはり、読書は危険行為だ!

そして、本屋は虎の穴のような危険極まりない場所である事を再認識致しました。

 

今日のランチはお陰様でゴッツリの直前キャンセルを頂戴いたしまして、久し振りにヒマなランチでした。

 

明日休みで仕込みもやる事もないし、キャンセルの精神的ダメージで練習する気にもならないので、久しぶりに本屋に行ってきました。

 

私が行くコーナーはほとんど一緒です。

料理書コーナーにはもう何年も行ってません。それでも料理の洋書は見るかな。

 

大体がアウトドア関連の本です。

本屋に行くことの意味合いとして大事なことは寄り道ではないでしょうか。

ネットで買うとピンポイント過ぎて寄り道しません。

 

立ち読みしたかった本のとなりに関連した本があったり、知らず知らずのうちに目に入って来る好きだった作家の新刊やら既読本の著書の新刊やらが気になり始めて足が止まります。

 

この寄り道ってのが知識、ひいては人間的な厚みというか、幅というか、奥深い知識を与えてくれるような気がします。

 

そして、読書は時に人生を変えてしまうような危険な出会いを用意している場合があります。

 

今日出会った本はまさにそういう本。

こんな本を書く人間がいるのか?

こんな事を本気でやっているヤツがいたなんて!

凄すぎる!

 

 

そんな本です。

内容は残念ながらここには書けません。

渋ってるわけではなく、料理屋のブログに掲載するにはあまりにもヤバイ本だからです。

 

この本のことをネタにお客さんと話すことすら許されないでしょう。

 

そう、下ネタです。

本気のシモの話です。

人生かけてシモ関連について実験、実践、考察するとどうなるのか。

 

本当は書きたくて書きたくて仕方ないのですが、これから賄いでカレーが待ってますので、この本のことを考えるだけで少し気分が落ち込みますのでこのへんで。

 

このヒントで分かった人はかなりの読書家ですね。