2019年01月10日
ご来店いただいた皆様、ありがとうございます。
そして、こんな雑な企画にボランティアとしてご参加くださった皆様、ありがとうございます。
中には親子参加のかたも。
ウチのガキもあと3年くらいしたら配膳させようかしら。
色々と思う事、感じる事あれば嬉しいです。
私たちの仕事はある意味で感情労働とも言えます。
感情労働とは、何があっても感情を抑えなくてはならないという事です。
それが時に喜びや楽しさだったり、辛さや苦しさだったりします。
アイドルの女の子ってすごいなぁと思います。何があってもニコニコとしていられるプロ意識。
こういう私たちの仕事に別のお仕事されている方が好奇心で飛び込んでくださったことは素直に嬉しいです。
また来月、バレンタインデー企画でボランティアさん参加の仕組みをやろうかと思います。
まずは、きょうの料理のテキストが出ました。
ここに載ってる料理を2月13日にオンエアします。
再放送は翌日14日。
収録はこれからですが。
どこからみても善人顔の菩薩のようなイケメンが担当します。
もういっちょ、きょうの料理ビギナーズという番組がきょうの料理のラスト5分にくっついてるんですが、それも3月に菩薩イケメンが担当します。
ビギナーズは顔は出ずに手だけの出演ですが。
こちらはまたお知らせします。
処理しました。
湘南であらかた解体までやってもらって、私が車で池尻まで運んできて、細かく部位ごとにバラしていきます。
ソテーになりそうな柔らか部位と生ハムに出来そうな部位を選別、綺麗に筋を取って塩漬け中。
その中で出てくる半端な肉はアトリエに送ってテリーヌになります。
骨は焼いて24時間煮込んで出汁をとります。
皮は掃除して塩漬けして鞣し屋さんに皮から革にしてもらって、近くのアパレルメーカーさんと何か作ります。
煮込んで綺麗になった骨はウチの犬が食います。
もちろん全部食えませんが。
骨、欲しい人居ます?
犬はゴリゴリ食いますよ。
弾が当たって血が黒く変色しているところも当然少なくない量出ます。
それは茹でてウチの犬の餌です。
捨てませんよ。
あらゆる方法で捨てません。
最終目標は、これらの鹿を私自身が鉄砲や罠で獲ること。
私がこの手でキチンと責任持って殺す事です。
見えないものに蓋をせず、見たくないものを遠ざけずに身近に置き、実際に断末魔の叫びを聞いて料理するという事です。
そうする事で初めて見えてくる新しい世界があると思うのです。
そういうことを理解してくれるお客さんに来てもらいたいのです。
明日から開催します。
というか、成り行き上、そうなりました。
伊豆から武蔵丸級の鹿が来て、マリネしたのは昨日書きました。
そして、皆さんお待ちかねのイノシシ到着。
今回はメスで70キロ。
ウチのアトリエに居るモグちゃんくらいのサイズ感。
ムッチリしてて脂も乗ってて肉質も素晴らしい。
これはなかなかお目にかからないイノシシです。
これはロースも何も全部丸ごとコンフィにします。
コンフィは塩とスパイス少々でマリネして油でコトコト煮込んで、最後にバシッと焼きます。
油っぽさは皆無。
余計な脂は抜け、塩漬けしてあるので肉の味がじんわり出て来ます。
ロゼに焼くのも良いですが、今回のイノシシは脂がのりすぎててちょっとクドい。
脂も美味しく食べてもらえるようにコンフィにします。
絶対的に旨いです。これは損しないはず。
そして、常連のエロ川さんが鳥ジビエ食いたいよ、と、またワガママ言い放題なのでどうすっかなぁ、というところに鹿児島からデカイ鴨が飛来。
早速散弾銃で射殺。
というのはもう少し後の話で、網捕りのいいカモが6羽あります。
かなりの巨乳で臭みなし、本当の鴨好きはこの鴨食べてから鴨好きを名乗った方がいいかと思います。
という事で、明日から。
藤沢警察署に来てます。
チョー怪しまれて根掘り葉掘り聞かれてるんですけど…
こんな善人フェイスしたイケメン捕まえてさ。
こりゃ、ハンターは減る一方だわ。
とにかく面倒だし、金かかるし、怪しまれるし、スキンヘッドの警官にスゴまれるし、あたかもテロリストのような扱いですよ。
いやいやいやいや、私は善良な市民ですよ、日本の農業に貢献したいのですよ、勿体ない命を生かしていきたいのですよ、
と、青臭い事を言っても能面のような警官は
へー、そう、で、仕事は?
ふーん、銃なんて無くても肉屋から肉買えば?
鹿とかイノシシって美味しいの?
みたいな、のらりくらり。
一説によると、わざとのらりくらりしてジラしてイライラするような人間かどうかをみているのだとか。
なので、終始ニコニコしてイケメンに磨きをかけましたよ。
無事、申し込み受領。
まずは第一歩ですわ。
グヘヘへへ。