2018年12月10日
見たほうがいいよ、ではなく、
必ず見てこい。
面白くなかったら、80万のロマネコンティ開けてやろう。
いつも鉛色のスクリーンのどんよりとした暗い映画ばかり見やがって、お前の精神は奇形している。
この映画でその右利きのチンコみたいに曲がった根性を矯正してこい。
と、軽く罵られてシクシク泣きながら行ってきました。
人は誰しもアーティストであり、クリエイターであり、表現者である。
音楽であれ料理であれ登山であれ自転車であれ、全ては表現行為であって、人間は皆、表現の欲求を持っている。
たまたまその男にとっては音楽だっただけことである。
成功するに連れて孤独になり、それに気がつき、悔い改めた時には余命がない事も知る。
残された時間を貪るように世界的なチャリティライブに臨む朝、エンターテイメントの道に反対していた父にゲイである事を告白し、抱き合い、それまで纏っていた派手な服を脱ぎ捨て、代名詞とも言えるタンクトップにジーンズというシンプルな姿で世界に感動を届ける。
インド生まれのその男は、音楽だけでなく、太く短い人生そのものがフレディ・マーキュリーという表現なのである。
人間は死を意識し、内面に取り込む事で初めて生が輝きだす。本当に大切な事はとてもシンプルだと気がつくのだ。
自分に残された時間が多く無いことに気がついた時、その人の真価が問われるとも言える。
そんな映画、ボヘミアン・ラプソディ。
2018年12月08日
以前からお話ししているように、国産の鳥系ジビエは北海道か九州しかやりません。
端的に言って放射能汚染疑惑が払拭出来ないからです。
鹿児島から青首鴨が来ましたので、売り切れ御免でやります。
食べたいyo!という方、ご予約お待ちしてます。
ゲノム編集した双子が中国で産まれたらしいですね。
エイズウィルスを切り離し、ホルダーとの間に出来た子供に感染を防ぐ目的なんだそうです。
という、建前といった方がいいでしょう。
そして、国内ではゲノム編集した農作物に関して、遺伝子組み換え作物と違って表示義務がないようです。
特定の遺伝子を切ったり貼ったりしたものがゲノム編集遺伝子です。
遺伝子組み換えや従来の交配と何が違うのかは、ここに書ききれませんので割愛しますが、ヨーロッパでは遺伝子組換作物と同様にゲノム編集作物も表示義務があり、ドイツやフランスなどの厳格なキリスト教国ではその技術を人間に応用することは法律で禁止されてます。
日本はというと、ゲノム編集に関する法律も、ゲノム作物使用の表示義務もありません。
ならば、基本的に慣行栽培はみんなゲノム編集済みの作物に変わるじゃん。
中国の双子も作物も、元々は一つの細胞であり、人為的に操作された遺伝子を持たされた結果、どう成長していくのかはわかっていません。
添加物同様、単体での安全性は担保できていても複合的に使われたり、組み合わせによって起きるアクシデントや取り返しのつかない事態は想定されていません。
放射能もゲノム編集も遺伝子組み換えも添加物も、人間の想定内なんて易々と飛び越えたことが簡単に起こるって震災で思い知らされたのに、そんな事には蓋をして楽な方に流されてドンドン世の中便利になって、沢山時間が出来たはずなのにいつまでも忙しくスマホをいじってばかりいる現代日本人とはなんと馬鹿なのでしょうか。
2018年12月07日
ウチは冬季休業を1月1〜7日まで、なんと一週間もとります。
冬休みあけの1月の8.9.10日に面白い事やりますので、予定空けといて下さいね。
正月明けは胃袋も疲れており、散財して財布の紐も硬い。
そして仕事始めもあるのでフランス料理なんて食えるかって話。
ある統計によると、日本人が一番体重増えるのは1月前半らしいですね。
寝正月で食ってばかりで太るという事でしょう。
ピンポイントでやりますんで、お楽しみに。
新しくなったホームページで、近く告知しますね。
うひひ。
一緒に企画を練りつつ、試験的な試みもありまして、そんなご相談したいなぁとオーナーらしからぬ弱気な事を考えております。
空いてる日のカウンターにご来店頂ければ、企画やメニューの共犯者になれるチャンスありです。
あ、サザエさんは勝手に席は用意しており、中身が何をやるにせよ、全てを激辛メニューとします。
サザエさんからの抗議は受け付けません。
2018年12月04日
カキフライやハンバーグ、カレーにハヤシライス。
洋食と呼ばれるものの定義について、昨日今日と悶々と考えました。
ウィキペディアなんてクリックしないで、ボクちゃんは自分で答えを見つけるぞ!
と、鼻息荒く。
しかし、色々な本を読み直していくといつも通り、どうでもいい部分に目がいって寄り道し始めます。
この寄り道ってのが良いんですよ。
明日から、今作っている本の最終章である洋食の撮影が始まります。
ここに核心部を書いてしまうと本が売れなくて私の小遣いが減るので書きませんが、洋食の定義ってのを私なりに考察出来ました。
洋食って、フランス料理なんですけど、日本で独自に進化した日本料理なんですよね。
辻静雄先生の言葉を借りればフランス風日本料理です。
トンカツもフランス料理の子牛のカツレツを、ソテーではなく揚げた事が始まりです。
クリームコロッケはエスコフィエのルギットキュリネールにもなってます。
そう、ゴリゴリのフランス料理なのです。
いつか、海が見える洋食屋のジジイをやりたいというのが私のささやかな願いでして、ちょっと気合い入ってます。
マルクス思想に感化されて利益を放棄、資本主義を批判しながら地方でパンづくりをしているという方の本を買って読みました。
読後、アマゾンレビューが非常に高く、私の思考はズレているのではないかと軽く落ち込みましたが、正直に書きます。
利益とは搾取であるから、利益は出さない。
食べ物は腐るが、金は腐るどころかどんどん増えていく。
との事。
うむ。
私とはちと考え方が違うかな。
腐るのも発酵も微生物による分解の仕方が違うだけの話であって、良いも悪いもないのだと思う。
科学的な物質の作用によって腐るはずのものが腐らなくなったり、枯れるはずのものが腐っていく過程というのは自然界の摂理に反するとは思うけれど、その点についてはあまり触れられていない。
この本の核心部はシステムとしての資本主義経済の枠組みを徹底的に批判、天然酵母から始まって天然麹菌によるパンを作ることでシステムの外側に出ようとする筆者の取り組み。
利益は搾取であるとして利益も追求しない。
労働時間と商品価値が比例するマルクス理論は搾取的な労働が前提としているが、このご時世で搾取と呼ばれる労働体系が存在するのかどうか、という所が置き去りにされている。
自発的な労働、すなわち働きたい職場や仕事をいくらでも選べる現代においてマルクスの奴隷的な労働の定義を当てはめるのは、少し無理があるのではないか。辞めたければやめられる時代に私たちは生きている。
また、マルクス論で言うところのコモディティ化して価格が落ちることを避けるために天然麹菌パンを作る点は、資本主義システムの外に出る行為なのではなく、一般的なマーケティングの考え方による商品の差別化であり、そのためにも属人性の高い技術や商品を作り、それ絶やさないためにも利益を出して筋肉質で理想的な資本主義的経営をしなくてはいけないのではないだろうか。
利益はただの結果であって、そのプロセスと使い方が重要。
成熟した資本主義システムは成熟した商品を生み出し、パン作りに必要なミキサーやオーブンや冷蔵庫を生み出し、皆から吸い上げた税金でインフラを作り、各地にクルマを使って宅急便で届けられている。
その恩恵を棚に上げて、自然に沿った暮らしやものづくりを正当化し、都市の役割や自然な営みに沿わない生き方を否定する権利はないのでは。
何事も極端に振れず、バランスを取らなくてはならない。
ビジネスとして自分たちの正しさを世の中に問うのであれば、大切なのは批判や否定ではなく、新しい選択肢を提案し、受け手である読者やパンのお客さんの思考を促すことなのではないかと思うのです。
自戒も込めて。

大山からヤビツ峠経由、塔の岳、丹沢山、蛭ヶ岳大縦走。
というか、ピストン。
その山中。
むむむ。
雲行きがヤバイぜ。
雷が鳴ってる。
帰ろう。
2018年12月03日
聖護院かぶ

これが、あんなにデカイ蕪になるとは。
正月明けには収穫出来るかな。
それにしても野菜って、こんなに時間がかかるんですね。
知らなかった…
恥ずかしいくらいに…
無農薬、無肥料、水やり無し。
放置栽培とはこの事か。
2018年12月02日

イノシシと血のパテです。
子イノシシの肉、脂、レバー、心臓、豚の血からならパテです。
レーズンとキャトルエピス効いたフランスのカンパーニュ臭プンプンのテリーヌですね。
本当はイノシシの血でやりたいところですが、イノシシは射殺する際、絶妙な場所を狙って落とし、心臓は動かしたまま頸動脈を切って放血します。
心臓動いたままだとポンプの役割でドバドバ出てくるわけです。
血を一刻も早く出さないと肉に血が回って質が落ちます。
その時の血は沢に流します。
冷やさないといけませんしね。
非常にフランス料理的なテリーヌ、来週からいきます。
これは旨いですよ。