2018年10月09日
また八ヶ岳に来ました
人参送ってくださる、吉田さんです。
また送ってくれるとのことでしたが、せっかくなので畑まで取りに来ました。
普段、人参が私たちの口に入るまでの間、どういうプロセスを経るのか。
しばしば私たちは忘れてしまいます。
それはとても危険な事でもあります。
当たり前は当たり前ではなく、今あるものに感謝出来るとこと、足るを知るという事を忘れてしまいそうになると、生産現場に伺い、直接話を聞いてブレかけた軸を修正せねば、と思います。
築地から豊洲に市場が移転しますが、私にとって市場は昔ほど意味を持たなくなりました。
市場があることによっていつでもなんでも揃いますが、
その反面、生産者の顔も想いも見えてきません。私たちの声も生産者には届きません。
地方で生産、都市で消費する。
そのサイクルで見えにくいプロセスの部分を知る事は、より深く料理を考える機会を与えてくれます。
派手さはなく地味な事ですが、ディテールに神が宿るというのは、小手先のテクニックではなく、こういうことではないかと思うのです。