2018年04月22日
おい、鶏胸肉とフォアグラのテリーヌを作れ!
水曜日に行くから一番良い状態に作っておくように。
と、半ばカツアゲ状態で凄まれたので、気の小さい僕ちゃんは
ア、アイアイサー!
と、即答して、シクシク泣きながら肉屋に電話して一番高い鶏胸肉と一番高いフォアグラを取り寄せました。
ヒクヒク嗚咽しながら仕込みましたよ。
番長の機嫌損ねると後が大変、何されるかわかりませんからねー。
僕ちゃんの靴のインソールの下に千円札隠してるのもバレてそうです。
さてさて、水曜日以降、パテ・オ・ロックフォールもありますし、美味しいテリーヌ満載でお待ちしてます。
ガキが幼稚園に行き始め、やっと自由な時間が出来たので、夫婦ガキ入らずで映画でも行こうかと。
http://life-is-fruity.com/sp/
素敵な匂いがプンプンする映画です。
本当はラッキーという映画に行かなくてはいけないのですが、近所でやってるところがなく。
サザエさんやマスクオタク君に叱られそうです。
誰か見た人います?
自家製非加熱サラミです。
ノンケミカルのサラミや生ハムを日本で作ろうとすると湿気の関係や微生物の関係で上手くいきません。
シャルキュトリー の中で最高ランクの難易度が非加熱サラミです。
加熱する事での殺菌が大前提のシャルキュトリーの中で、熱を入れずに長期保存するというのはなかなかハードル高いです。
下手こくと、質の悪いドライエイジング牛みたいなカビ臭い仕上がりで食えたシロモノでなくなります。
そもそも腐ります。
ヨーロッパみたいに、ミンチを腸に詰めて涼しいところに吊るしておけば時間が美味しくしてくれるぜ、ってのが通用しません。
腐敗させずに熟成させる。
要するに水分と細菌との戦い、もっと言うと塩の使い方、水分活性ですね。
これでまた一つメソッド確立出来ました。
じゃんじゃん作るぜ。
うちのお客さんも何人か出てますね。
頑張れー。
私はどうしても四月開催のレースだと身体作りが間に合わないので、宮古島は出ることは当分無いと思います。
せっかくならやれるだけの事をやったと思える仕上がりで臨みたいですからね。
何だかんだ日程的にも長崎五島が一番好き。
変態バイクコースは病み付きになります。
初めてロング挑戦する方は絶対五島がオヌヌメ。
おそらく、国内レースで最恐最悪最難関です。
なのに制限時間が通常より2時間短いという、マゾっ気タップリ。
伝説となった北海道アイアンマンもアイアンマンシリーズとしては世界的に三本指に入る過酷さだったみたいですが、五島の比ではありません。
ロングで五島よりキツかったよ的なレースは未だかつて聞いたことありません。
悲しみと絶望感と無力感に打ちひしがれる瞬間をバイク90キロ過ぎで迎える感覚はたまらないです。
この意味がわかる人は五島Aの常連さんですね。
Bタイプはここで左に曲がって市内に入ってバイクフィニッシュ、しかし私達Aタイプはここからまた同じ道をもう一周…
ああ、左に曲がりたい、曲がってしまいたい、僕のムスコは長年のトレーニングで左に曲がっているのに、ハンドルは左折を許さず、直進しなくてはならない…
ああ、何でBタイプにしなかったんだろう、カッコつけてAタイプなんかにするんじゃなかった…僕ちゃん辞めたい…左折したい…
またあの山を越えなくちゃいけないなんて…
ダンプカーに轢かれてミンチになってしまいたい…
そんなネガティブ思考が頭を支配して惰性で直進して惰性で山登ってぐるっと惰性でバイクを漕いで、また同じところに戻ってやっとこさ市内に入ってヘロヘロでバイクを終えてからのフルマラソンという拷問が待っていると再認識した時の絶望感。
ああ、たまらない。
早くレースに出たい…
選手の皆さん、頑張って下さい。
僕ちゃんも練習頑張ります。