2018年02月16日
今年の五島へのチケットが既に発売してました。
ただでさえ、オンボロプロペラ機なのでマイクロバス並みに狭くて席取りゲーム今年は発売が早い。
なんとか残り2席を無理やりゲット。
オッサンの体力測定兼、我慢比べ大会、6年連続出場です。
わざわざ死ぬ程辛いことをする為に大金払って仕事サボって行くなんて、正気の沙汰ではないです。
他人事ならば、アイツ馬鹿だね、遂にイカレタね、脳みそ筋肉だね、って言う話。
いやはや、今年はマジで完走しなくては…
タイムとかどうでもいいので、とりあえず完走します。
こりゃ旨そうだ。
早速、某の空の下顧客の昆虫博士さんにご注文頂きまして、ボクちゃん気合い入れ過ぎて流石に量が多くて撃沈。
でも、この料理は糖質もほぼゼロでクタクタに煮込まれた野菜が8割なので限界超えて満腹でも、腹がもたれることはないでしょう。
とにかく、このスープが絶品でなのです。
クネルもいい加減にしろ、と叱られそうなのでマイナーチェンジです。
クネルにはパナードと呼ばれるシュー生地の様なものが入る為、どっしりとした仕上がりとなり、コース中に食べるには少々重かったようです。
まあ、知っててやってたんですが。
マイナーチェンジとして、白身の魚のムースにトマトと蟹を混ぜ、アクセントにフヌイユを投入して香りを際立たせました。
そのムースをオーブンで焼き、エビのソースで極めます。
フワフワとしながらも力強い蟹の風味にエビの濃厚なソース。
これぞまさにフランス料理的。
ポトフは昔の本によると、ファーマシーで売られていたそうです。
そう、薬とか精力剤の類だった訳です。
これを飲めば、大概の不調は治る、と。
たしかに、これだけ野菜をたっぷり使い、肉も惜しげもなく投入した濃厚なスープを飲めば、風邪っぽくてもすぐに治りそうです。
ポトフは作り手にとっても基礎という基礎が詰まった腕試しみたいな料理です。
どの仕上がりを目指すかによって塩漬けの量やタイミングも異なり、旨味をどこまで引き出すのか、スープに味わいを引き出しすぎると具に何も残りません。
絶妙なバランスの良いポトフにしなくてはいけません。
地味すぎて誰もやらなくなった料理ですが、私は大好きです。
ボキューズさんも今頃アラン・シャペル、ジャン・トロワグロやベルナール・ロワゾーとポトフを食ってるのでしょう。