2017年11月17日
恐ろしく手間のかかる料理
周年ディナーは私の勝手にさせてもらいますメニューです。
と言う事で、普段なら面倒臭くてとてもじゃないけどやらないメインにします。
肉をミンチにして丸めて焼くだけってのが、ウチのパイ包み焼き料理ですけど、今回は手間のかけ方が異常です。
リドボーです。
ただ煮こぼしてプレスした後、ムニエルにするのが定番ですが、プレスしただけの物をパイ包み焼きにしても美味しくないのです。
ただのムニムニしたキモい肉にしかなりません。
そこでブレゼするわけです。
リドボーにしっかり味を入れたら角切り。
そして煮汁も業界用語でコルセという、江戸前のツメくらいまで煮詰めて子牛ベースのファルスに混ぜ込みます。
ガルニチユールはトリュフでマリネした地鶏、リドボー、そしてセップ茸。
ファルスは子牛。
これを練りこんでフォアグラブチ込んでパイで包むわけです。
ソースはトリュフ。
簡単に書くとこんな感じですけど、各工程でクソ面倒な手順が他にもあるわけです。
手をかけただけの事はあると思います。
いやー、こりゃ旨いですよー。