2017年10月08日
補給食は奥が深い。
次回の筋肉料理本に、補給食の項目を入れたいと思っていまして、それについていろいろと勉強しています。
筋肉料理は高たんぱくで低糖質。
補給食は糖質がエネルギー源になりますので、真逆に近い考え方ですね。
カーボローディングも前日にパスタやご飯をしこたま食べることに加え、普段から少ない糖質量に抑えることで、ここぞというときのカーボローディングがより効いて、筋肉内のグリコーゲン量がマックスまで高められて、レース当日にバテない体が出来上がるわけです。
ギロッポンからのカーボローディングですね。
カロリーは前ほど意識されていないような気がします。しっかり動くのであれば、やはりそれに見合ったカロリーは必要です。
では、補給食とは、いったいなんなのか?
エナジージェルやスポーツドリンク、水に溶かすタイプのエネルギーパウダーは手軽ではありますが、結局は単糖類なので一気に血糖値が上がってすぐ落ちるので長持ちしません。
ヨーロッパの自転車チームの補給食の本を読んでいますが、単糖類はドリンクでとりつつ、リアルフードとよばれる自然な食べ物、パンやご飯、トルティーヤ的なものを少しづつレース中に食べるということが一般的なようです。
単糖類をスポーツドリン的なものばかりで取りすぎると、胃の中が酸性化してムカムカして気持ち悪くなり、吐き気がして戻してしまうことが良くあります。
私もアイアンマンのラン25km過ぎで何度も道端にリバースしたのを思い出しました。ジェルばかりとり、さらに
スポーツドリンクの粉末をそのまま粉で飲んだら気持ち悪くなりました。選手がゲーゲーやっているのは酸性化しすぎたせいかもしれません。そういう時はフルーツなどアルカリ性のものを食べるとよくなります。
即効性のジェルやドリンクと、糖質の吸収がゆっくりなリアルフードを組み合わせることで長持ちするということです。
辿り着いた今のところの結論。
そしてリアルフードを手作りしましょう、というのが今回の企画。
ジェルを毎回大量に買うのは大変ですし、血糖値の上昇からくる身体の負担も相当です。なので、長持ち&エコノミーな自作補給食のススメ。
私的には小麦よりコメがオヌヌメ。
手っ取り早いのはおにぎりです。
世界的に見てもおにぎりは評価されています。
そしておにぎりに混ぜて効果的なのはフリカケ。
旨くて簡単、経済的。
そんなレシピを作りたいですね。