2017年08月31日
素晴らしい!
僕ちゃんが赤い臓物のテリーヌをやりたいやりたいと駄々こねまくって、一方的にルセットをアトリエのシマちゃんに無茶振りして試作してチョンマゲ!
後はヨロ乳首!!
あーあ、また出たよ、荻野さんの無茶ぶり。
マジ勘弁だわ〜。
と、アトリエの賄いの話題になっているのは間違いないのですが、度重なる試作と作業フローの見直しの結果、素晴らしい出来ばえ。
このテリーヌはターブルで販売してますが、レストランのアミューズでもたまに登場します。
お代わりをご所望される方もあり、なかなか評判は良いです。
みてください、このムッチリ感。
しっかりとつながり、ガルニチュールとファルスの均一な散り具合の断面。
腎臓、タン、レバー、ハツなどの赤い臓物は水分が多いため、この様にしっかりと繋がることが難しいのです。
そのために豚の血を凝固剤代わりに入れていますが、ただ入れただけではダメですね。
やはりルセットには起こせない職人技が光ってます。
毎度毎度、この様に商品を磨き続けてくれる、さすがシマちゃん。
完璧です。
お客様の前に出ることのないアトリエメンバーの活躍に弊社は支えられております。
このテリーヌは一般ウケは全く狙っておりません。
フランス料理が好きで、フランス料理を食べ込んだお客様にピントを合わせております。
試しに、うちに出入りしているフランス人営業マンに試食してもらったら、もう一枚くれとのことで、奥さんに持って帰りました。
そもそもテリーヌやパテという商品自体がニッチなのに、さらに輪を掛けてニッチなテリーヌを作っております。
これからはそういうやり方でないと生き残れない様な気もする今日この頃。