2017年08月16日
ノワール・ド・ビゴール
あー、良いわぁー。
豚好きな方向け
青森県の長谷川自然豚が国内最高峰と思ってますが、入荷が安定しないのです。
あの規模でやっていたら仕方ないですね。
逆にそのほうが自然です。
その間、松阪豚やもち豚などを使ってきましたが、リーズナブルな分、特長という点では薄い気がします。
今回は破壊力ある豚のご紹介です。
一世を風靡したイベリコ豚の原種というのがピレネー山脈におります。
ノワール・ド・ビゴールと申します。
この豚は山岳の厳しい環境で育てられ、放牧を中心とした飼育方法で木の実を主に食べて育っております。
この豚がフランス側に下りればバスク豚、スペイン側に下りればイベリコ豚となるわけですね。
だから美味しいよ、というロジックにはならないのですが、血統はそういうことになります。
うちでイタズラに精を出しているビーグルのウィーちゃんも、もともとはイングランドの狩猟犬でウサギ狩りのサポーターとして野山を駆け回り、瀕死のウサギの首元にトドメを刺していた血統なのです。
ぼくちゃんは上品だから雨の日は散歩いかないのですよ、クーラー効いた部屋でグーグー寝るのですよ、ぬいぐるみのウサギをブンブン振り回す僕ちゃんは大変ワイルド、とここ最近申しておりますが。
ビゴール豚の肉質はイベリコやバスクよりも赤黒く、脂も固めです。
ロゼを少し通り越したくらいのキュイッソンがいいと思います。
なんでもロゼがいいとも限りません。
脂にしっかりと火を入れたほうが旨いですね。
今回は骨付きの肩ローズを2本仕入れました。
これもできる限りデカく焼かせてください。
ということで、これも2名様からとさせてください。
絶対後悔させないヨーロッパの豚を味わっていただくために必要です。
いきなり今晩から参ります。
今週の空席情報
今週は16日(水)17日(木)18日(金)とまだ空席がございます。
食欲をそそるこの肉の焼き加減。
たまりませんよね。
しっかりと加熱されているのに、その赤は美しく、目で見ただけでお口に運ぶのが楽しみで仕方なくなりませんか?
ご予約お待ちしております。