2017年06月23日
リドヴォ―いきます
Tシェフがパリで旨そうな料理を散々喰ってました。
そして私は池尻で羨ましくて羨ましくてシクシク泣きながらハチノスを煮込んでおりました。
せめて、それっぽい料理を作ってみよう。
それが私にできる精いっぱいの慰め。
リドヴォ―が大好物なんですけど、今回はブレゼではなくムニエルでいきます。
私もTシェフ同様、リドヴォ―はプレスするよ派です。
プレスするよ派と、面倒くさいからしないよ派に分かれますが、絶対するべきだと思っております。
下茹ですると味が抜けるから下茹でもプレスもしないよ派言い分とは真っ向からタイマン勝負です。
バターの海で泳がせる様にムニエルすると水分が抜けたぶん、ふっくらと仕上がります。
あとは生かすも殺すもソースが勝負。
しっかりと酒やビネガーを煮詰め、丁寧に引いたフォンを注ぎ、バターで繋いだ濃厚なソースをそえます。
最近はソースの無い料理が流行ってますけど、リドヴォーにも奇天烈な粉とか泡とかゼリーとか雑草とかアリンコで食べさせるんですかね?
やっぱ、主役のリドヴォーも皿の端っこに乗せるんですかね?
ビジュアルだけをパクるってのは、なんだかね。
足すことも引くこともできない料理ってのは、動かすことの出来ない旨さがあると思います。