2015年12月17日
凄えぞ、コリャ
なんと!
バスク産のフォアグラ!!
色を見てください。
少し赤味がかった黄色、ズッシリとした質感。
文句言うとしたら、本当にいい良いフォアグラは真空かけちゃダメです。紙で巻いてビニール袋でフワッと包まないと血が回るからね。
何がいいって?
それはね…バスク産だから!
では無く…
ガバージュをしないのですよ。
ガバージュとは、フォアグラは鴨に筒状のパイプを突っ込んで胃袋直通で無理やり餌を食べさせることでして、メチャんこ食べさせて太らせて、脂肪肝を作り、最後は自分では歩けない位までに太らせてから屠殺されます。
それはそれは可哀想です。
鴨は元々渡り鳥の習性から、肝臓に脂肪を蓄えやすいのですが、あの現場を見た時、動物愛護団体ではないですが、それでも動物好きな私には、アレはかなり思う所ありました。
鳥インフルエンザでフランスのフォアグラが輸入禁止になって、中途半端な冷凍使うくらいなら、この際だから鴨が可哀想なのでフォアグラ料理を今後辞めようと密かに思っていた所、ナイスすぎるタイミングで詐欺師の山ちゃんから連絡あり、バスク産のノンガバージュフォアグラを紹介されました。
通常より25日多く飼育期間を設け、無理の無いやり方で太らせるんだそうです。
ガバージュと言うより、肥育に近いですかね。
味わいはアッサリとしてますが、フォアグラです。
バッチリ。
豚でも牛でも魚でも野菜でも、命あるものを殺して食べることに変わりはないのですが、命を無駄なく頂き、そして少しでもエコでエシカルな方向性を探っていきたいとおもってますが、やっている事と言っている事が矛盾しているのは、自分でも分かってるんです。料理する度に、この矛盾について考えます。
このフォアグラに対してもやはり抵抗感じるようになったら、スッパリとフォアグラ料理は辞めます。
まあ、ウチじゃなくてもフォアグラ料理は他で沢山やってますからね。