2015年12月16日
ニューディッシュ、明日オープンです。
昨日はレセプションパーティーということで、朝から晩までひっきりなしにマスコミ、取引先、クライアントの社内関係者などなどでごった返してました。
ニューディッシュのクライアントさんは日清医療食品という介護病院食のリーディングカンパニー。
1万人を超える管理栄養士を抱え、毎日日本全国の病院や介護施設でトータル110万食!!を提供しています。
当然病院や介護施設なので、入院したり介護が必要にならなければお世話になる企業ではないため、社会的に非常に重要な会社であるにも関わらず、認知度は低いというがとてももどかしいところだったようです。
福祉の現場で働くたくさんの社員さんたちのモチベーション向上やインナーブランディングを含め、一般のお客様にも日清医療食品という会社を知っていただくためのアンテナショップがこのニューディッシュなのです。
あ、ちなみに日清医療食品と、カップヌードルの日清食品は全く関係ない会社です。
病院食というと、おいしくないというイメージあると思いますが、私は同業者としてそうは思えず、大変な努力と考え抜かれたオペレーションには驚いていました。
昔2か月ほど入院したことがあるのですが、その時も毎日毎日違う献立が朝昼晩と決まった時間に出てくるというのは単純に考えてもすごいことです。大震災の時も食事を止めることなく、患者さんにお届けしたとのことでした。
その中で、飲み込む力の弱い方でも食べやすいようにと考えられえたムース食やゼリーというものを使いつつ、会社の紹介をしていこうというのが今回のお店ですね。
私はこのお話をいただいた瞬間にやりますと答えました。
今後さらに医療、介護と様々な食は切り離せない分野になっていくと思ったからです。
これからもいろいろと商品開発やったり、ワークショップやったりと面白いことをやっていこうと思っています。広告代理店はアサツーディ・ケイ、PRはサニーサイドアップ、運営はbillsでおなじみのトランジット・ジェネラルオフィス、プロデュースが私というチームです。
いや~、非常に勉強になりました。食というのは誰もが毎日必ず摂るもので、その食にもいろいろなストーリーやとらえ方、そして提供する目的があるんですね。
今回アンテナショップという広告的な食の提供というのはやったことのないテーマで、とても新鮮でした。
病院で実際に使われているムースやゼリーといった食品をデリやサラダ、ソース、ドレッシングなどという新しい形にして提案することで、医療や介護の中での安全で効率的な制度としての食事と、私がずっとやってきた文化的背景を持った嗜好的な食事とが、少しでも距離を縮めて互いの影響しあっていくきっかけになるお店になればと思っています。
内装もかっこいいし、銀座4丁目の路面店というありえない立地、昼も夜もヘルシーでおいしくて使い勝手のいいお店です。
まずは面倒なことは考えずにぜひ一度お越しください。