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2015年06月16日

普通な

レポート書いてもアレなんで、違った観点から。
 
 
 
食べ物屋さんらしく、食べ物視点で行きます。
 
 
朝は3時半起床。
ここでしっかり食べられるかが勝負。
 
と言うことで、ご飯二杯と餅2個、会場に向かうバスで団子3本。
 
 
水も飲めるだけ飲む。
 
スタート前に痙攣防止にマグネシウム多めのジェルを二本。
パワーバーを一本。
 
スイムスタートしてまずは1.9キロを一周。
むむ、32分。
去年より早い。
どういうことだ。
 
一旦丘に上がって水とスポーツドリンクを飲んでもう一周1.9キロのスイム。
 
 
暑い。
ウェットスーツの中で汗かくのがわかる。
降水確率90%からの曇り後晴れ。
暑くなりそう。
 
晴れ男ですから。
 
 
 
なんだか、今年はレベルが上がってる気がした。去年は2週目のスイムはほぼ一人旅だったのに、今年はずっと誰かとぶつかりながら泳いだ気がする。
練習してないから遅いだけか。
 
という事で、2周目はかなりロスって1時間23分でスイムアップ。
まあ、こんなもんか。
 
しかし、スイムは退屈。
楽しさなんて皆無。
なんで水泳部にいたのか不思議なくらいに水泳が退屈。
スポーツで人と競う事に興味がなくなったからかな。
 
急いで着替えてN姉さんから頂いたジェルを二本、合計500ミリのエネルギー補給。
と、バナナ二本。スイムアップするとすぐにエイドステーション。
長崎は本当にエイドが素晴らしい。
運営も素晴らしい。
これ程の大会は多分他に無い。
 
 
さあ、恐怖のバイクレグ。
180キロのコースは本当に地獄。
登りか下りしか無い設定。
でもやめられない。
Mっ気ある人には堪らない。
 
 
前日に作った超ハイカロリードリンク一本をバイク180キロの間で飲み干す計画。
これは聞いただけで気持ち悪さ抜群、ショッツやハニースティンガーなどのハイカロリージェル合計で20本分を全部入れてスポーツドリンク少々で薄めたモノ。500ccで4000キロカロリーというクレイジーな飲み物。
これをチビチビいきながら、甘すぎるので練り梅チューブを二本チューチューしながら、パワーバー3本、エナジーグミ2パック、羊羹2本をバイクで消費。
 
 
今までの経験上、バイクは100キロまではギアは二枚軽めで抑えて入り、残り80キロは気持ち急ぐ感じで踏む。
 
が、練習不足感は否めず、100キロ過ぎて腰と肩にくる。
それまでは順調にアベレージ時速30キロで来てて、90キロ地点で3時間チョイだったのが遅れ始める。
 
120キロ地点で15分のビハインド。
 
途中、130キロ辺りで激坂からの峠越えがあり、登り切るとトンネル。
すると、トンネルで猛烈な眠気。
 
やばい、寝たらヤバイ。
が、まぶたが重い。
寝て落車したらただじゃ済まないな。
ナトリウム不足か?
 
あ、そうだ、こんな時こそのスペシャルドリンクがあった。
師匠に頂いた必殺カフェインドリンクを師匠の言いつけ通りにイク寸前かの様な振り具合で振って一気飲み。
うほ、こりゃすげぇや。
喉に直撃なメントールが張り付き、いままでの甘さがスッキリ、そして大量のカフェインが身体に入っていくのがわかる。
眠気が一気に覚める。
恐るべし。
 
 
天気は恐ろしく快晴。
汗が大量にでる。
ウェアが乾いて表面が真っ白に。
なんだこりゃ。
なんなんだこのスポーツ。
 
 
 
160キロ過ぎ、肩も腰も限界を超え、ふくらはぎも同時に両足ツッて、今度は電解質が足りなくなる。
 
でも、もう気持ち悪くて補給なんて無理。
 
超ハイカロリードリンクは結局少しだけ残してほぼ飲み干す。
でも栄養足りてない。
 
 
 
やっと180キロの長すぎるバイク終了。
去年よりちょっと速かった。
バイク単体は6時間半。
 
なんでだろ。
フォーム改善のお陰かな。
 
バイクを預けて、信じられない様な長いオシッコして、着替えてロキソニン飲んでシューズ履く。
 
 
ここだ!
と、ばかりにまた師匠のカフェインドリンクを一気飲み。
喉に直撃。
最高。
元気爆発。
トライアスロンしてない時に飲んだら、ムスコの頭が破裂するんではなかろうか。
 
 
今年は去年みたいな絶望感無くランに突入。
むむ、走れるぞ、どうした俺、走れるぞ。
 
 
キロ6分で順調に走る。
去年からランコースのアップダウンは少し緩和され、10.5キロを2往復。
エイドステーションは2キロ毎に充実の内容。
水、スポーツドリンク、コーラ、スープ、お茶、オレンジ、バナナ、クッキー、餅、梅干し、塩…
 
長崎は本当に素晴らしい。
痒いところに手が届きすぎる長崎大会。
来年もよろしくお願いします。
ボランティアの皆さんがこの大会の素晴らしさの象徴。
 
 
 
エイド毎にクッキーバカ食い、塩を手づかみで口に入れてコーラで流し込む、の繰り返し。
 
さすがに吐きそう。
 
ランはバイクと違って内臓が揺れるので、ドンドン辛くなる。
でも腹が減って仕方ない。
でも食べられない。
そして吐きそう。
 
で、走る。
 
25キロあたりまでは順調にキロ6分を刻む。
 
 
むむ、これならフルマラソン4時間チョイ?
 
が、そんなにロングは甘くない。
 
25キロ過ぎてガックリ脚が止まる。
 
歩いては小走り、エイドでサロンパス、クッキー食べて道端でゲロ吐いて、また歩いて、エイドでコーラ飲んでゲロ吐いて小走りの繰り返し。
 
35キロからは本当の地獄。
 
道端で寝てる人もチラホラ。
救急車も何台か。
 
辛くて辛くてロキソニンもカフェインも効かない。
 
あるのは気力だけ。
 
胃の中は吐くモノも無くなって、水も受け付けなくなる。
 
また意味無く涙が出てくる。
痛い。
身体が痛い。
 
 
なぜか今年は不思議なくらい途中で止めようとは思わず、淡々とゴールを目指す。
 
 
やっと市街地まで来て、終われる安堵感と、終わってしまう寂しさが同時にくる。
 
 
 
意味無く、訳もわからず笑いながらゴール。
叫ぶ。
 
 
はーー、終わった…
 
速攻五島うどんを食べる。
美味い。
最高。
 
 
終わってみれば去年よりちょっと速かった自己ベスト。
ランがある程度まとまれば、13時間切れましたね。
 
宿に到着して、一気に体調崩し、死んだ様に寝ました。
 
なんのためにこんな事やってるのか、よくわかりませんが、終わった時の複雑な気持ちは文字にはかけない特別なモノ。
 
 
自己満足の極み。
 
 
毎年スタッフみんなや家族、お客様に迷惑掛けてまで、いい年こいた大人がやる事じゃないとは思ってます。
でも、いい年こいたオッサンがモロに感情出して堂々と恥かける機会は貴重ですね。
 
 
だからやめられない。
 
洞爺湖は頑張りますよ。
 
 
 

死んでます

回復には程遠く。
 
 
全身にキテます。
やっと内臓が動いてきた。
 
 
 
 
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こちらは決戦前のK山部長。