2014年02月04日
明日のデリは~~
当店の弱点・・・
それはね・・
2月という時期です。
なぜって?
野菜が無いんですね。。。
今はちょうど何にもないんです。
僅かに洞爺湖の雪氷系のキャベツとか芋、大根がある位で、葉物は一切ありません。
だって、畑直送なので、一面雪景色の今は特に野菜はありません。
という事で、そんな感じの野菜中心でいきます。
色も非常に地味。
だからこの時期は足りないものは市場の野菜も買ってます。
そうです、慣行栽培ものです。
仕方ないことです。嘘言ってもしょうがないんで。
今年は1年中、産直野菜でやりたいですね。
オール自然栽培で菊芋、じゃが芋、里芋をミートソースで和えたヤツ。
菊芋って、芋って書きますが、生食出来る芋です。
シャキシャキしてて、横田さんは生を味噌漬けしてましたね。
もういっちょ、大根、人参、ゴボウ、キャベツなどなどタブレにしました。これは洞爺湖の野菜。
ほとんど自然栽培物です。
佐々木さんも今年からは畑を倍にして、全部自然栽培に切り替えるそうですので、心強い限り。
野菜はトマトとスパイスで軽くブレゼ、甘さと旨味を引きだして、鶏肉の自家製ハムを隠し味に入れました。
彩りに徳島の菜の花を刻んでいれてます。
明日から、品川渋谷で発売です。
そういえば、今日料理雑誌の取材がありましてね、私が今ハマっている食材の取材でした。
もちろん自然栽培の野菜を御紹介しました。
なんとなくですが、私もこれだけ毎日野菜を触ってますから、慣行栽培と自然栽培の違いもブラインドでなんとなくわかるようになってきました。
味や切り口の顔、表面の質感、包丁で切った時の感触などです。
これという見分け方は無いんですが、大体わかります。
食べればほぼ当てられます。
ちょこっと前に枯れる野菜と腐る野菜の違いを話しましたが、要するに野菜自体にパワーがある物は腐らずに枯れます。
自然栽培野菜は果物もそうですが、常温に放置しても腐りません。
枯れるんです。
これは育て方だと思います。農薬も肥料も一切与えず、非常にストイック。根っこが深い。
野山の雑草が腐ることなく枯れていくのと同様に、こうした野菜は同じような環境で育てられているため最後はドライフルーツのようにしわしわになって枯れていきます。決してドロドロに溶けたりはしません。
それがなぜかはまだ科学的に証明されていませんが、私はそれが植物である野菜の本来の姿ではないかと思います。
あ、輸入のグレープフルーツがいつまでも腐らないのは別の話ですよ。防カビ溶剤にどっぷり漬かってるだけの話です。あれも長期間置いておくと青いカビが生えて腐りますけどね。
自然栽培米と慣行栽培米を水に漬けて常温に放置すれば、一目瞭然です。慣行栽培米はドロドロのおかゆ状に溶けて腐ります。自然栽培米はそのままの粒を保ったまま、後でも炊けます。
嘘みたいな話ですが、こういう物を皆さんに知って頂く事はとても大切だと思うんですよね。
私もこういう野菜の様なストイック人間になりたいもんです。
とはいえ、どれだけストーリーが凄くても、美味しくなきゃまた買って頂けませんから、まずは美味しいお惣菜を作ること。
んで、美味しくってそんで健康的なお野菜なら、なおさらいいですねって事です。
まだまだ全部を賄い切れてませんが、いつか完全に切り替えたいと思っています。
近いうち、そんな八百屋もやりたいですね。
今年はなにかそれに近い事が出来そうな気がします。