2013年12月24日
まだまだ終わらない!!
クリスマスのひと段落・・・
そんな簡単に終わるわけがない!
そうはイカの金玉よ!
うちは惣菜屋をいくつもやってるんで、クリスマス明けも正月も忙しいんですね。
今日はターブルグループがドピークでした。
何回も配送車が納品に行きましたが、ほぼすべて完売。
ショーケースがスッカラカンです。
売り場からSOS信号が来ました。
でもね、明日はだいぶ落ち着くと思うんですが、通常に比べれば3倍くらいの忙しさです。
今日は普段の8倍くらいの忙しさでした。(当社調べ)
しかし!
私はそもそもフランス料理屋の店主ですんで、その辺はバリバリのスタッフに任せて私はクリスマス明けの新メニューの仕込みに取り掛かります。
画像も載せましたが、トリュフ料理を思い切りやります。
フランス料理屋だったら一度はやってみたい夢のラインナップ。
今年の黒トリュフの値段は、はっきり知りませんが、そんな野暮なことを考えていたら、トリュフ祭りなんて出来ませんよ。
トリュフ祭りをやろうと思ってたら、世田谷のパン屋さんが狂ったとしか思えないトリュフの使い方をされてましたので、ここは私もハモっておかないと男がすたります。
そんなトリュフ嫌いな方には拷問に近い、宮沢りえも驚くブっ飛び~ゲロゲロ~なトリュフ祭りです。
ヴァンデのフォアグラとトリュフ、本当はブレスでいきたかったんですが、今時期は冷凍のみってことで、そんなもん使えるかと国産地鶏で大理石模様を表現したテリーヌやります。
世田谷&六本木グルメ怪獣が池尻上陸の際に、試しに作ってみたら、意外と好評でしたんで、オンメニューしました。
これはリヨン近郊のレストラン、ジョルジュ・ブランのスぺシャリテであり、アランデュカスも同じようなヤツやってましたね。あとギ―マルタンも。
その辺にも負けないクオリティーです。
マジでフランス三ツ星に負けてません。
後は今日、常連チームの超綺麗なお姉さんにいいとこ見せようと思ってフライイングでお出ししてしまったホタテとじゃが芋、ベーコンの組み合わせ。これもトップにはトリュフのジュリエンヌをホタテが見えなくなるまで狂ったように載せます。
温製のフォアグラはトリュフのリゾットに同じくヴァンデのフォアグラをレアっぽくソテーして。こちらもフォアグラが付け合わせかと思うほどにいきます。
アレですよね、トリュフって、一番状態が良い時って、アレの香りがするんですよ。だから、昔からトリュフはアレの時にここぞとばかりにアレしたんですよ。だからトリュフって裏では、男がどうしてもアレがしたいときは女性にアレしてもらうんですよね~。
ジビエオールスターズが長い長い熟成期間を経まして遂にデビューです。
予想以上に上品な仕上がりで、スカトロファンには物足りないかもしれません。
トリュフは入ってませんが、これにトリュフは不要ですね。
メイン系は、常連チームのフレンチヲタクの方にウェリントンをリクエスト頂きましたので、ここはOGINO風なウェリントン行きます。本来は牛ヒレですが、そんな事はどうでもよくて、和牛使ってバランス取れたパイ包焼き行きますね。これもパイにもソースにもトリュフです。
んで、久々にビュルゴー鴨を仕入れました。
今回はリッチにストラスブルジョワ―ズです。
ストラスブールはフォアグラの名産地でして、フォアグラを使った料理にこの名前が付きます。
骨付きでロースト、バッチリロゼにあげておいて、縦に長く薄切りしまして、フォアグラ入りの濃厚な赤ワインソースをたっぷりと。
ソースでビショビショにして、うえからまたまたトリュフをゴリゴリかけます。
仔羊はマリアカラス、、、ではなくて、さすがに同じような料理ばかりで脳なしのボンクラだと思われるのが怖いため、レバノン風に皮目にニンニクとオリーブオイル、ザ―タルをミックスして塗りましてローストです。
ザ―タルは野生タイムをベースとしたミックススパイスでして、非常にエキゾチックですね。
ジビエは在庫限りですが、当店専用コンテナを業者が大黒ふ頭あたりに用意してるあたりが普通のレストランとは一線を画してるキレてるところですね。まだまだたっぷりあります。
オマール・テルミドールは好評につき続行、白子はバカの一つ覚えでムニエル、ソフトな魚介系前菜は色々と変わってます。
デザートはバシュラン2014バージョンです。
引きだし少ない私の常套手段である去年のコピーで逆さまモンブラン、タルトタタン的な紅玉のパスティヤードが新たに仲間入りです。
あ~、書くだけで疲れた。
とにかく、荻野過労死説も飛び交ったこのクリスマス、私は元気に新メニューに取り組んでおりますので、ご安心を。
だいたいこんなラインナップで年明けもスタートすると思います。
どうやら、いつものことですが、年明けはだいぶ暇でお席があるようなので、そんな時こそ!狂ったマジギレ料理でお待ちしております。