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2013年11月29日

特選仔牛

今、リ・ド・ヴォ―をやってます。
あのキメ細かく、そして独特の乳臭さを持ったヤツです。

で、肉はどこ行ったの?
という素朴な疑問を頂きました。

そのほとんどはパリの星付きレストランに納入されてます。
牛肉よりも仔牛の肉の方がフランスではごちそうとされています。
今回の4つ足解禁でやっとフランスの仔牛を使えるようになりました。

鶏はブレス、仔牛はブルターニュと言われる位、超高級品。
チマチマ行くのは嫌なので、ポーションをドーンと付けると単価でいったらブレスの鶏よりは高くなるんではなかろうか。
ハッキリ言って、目ん玉飛び出るくらいの価格でしたが、日ごろのご愛顧の甲斐あって世田谷の端くれのお店ですが、銀座のグランメゾン、もっと言うとパリの星付きと同じ食材をバンバン使います。
違いと言えば、作っている人間がTシャツ着てるってくらいの微々たる違いです。

まぁ、ミシュランの星ないけどね~。そんなことはどうでもいいです。

先日より食材のラインナップを変えて、ちょっとお客様のオーダーが見えてきました。
やはり、せっかくならちょっと贅沢しよう、というニーズがある様に思います。
よし、お客さまにご期待頂けるのなら、私は突き抜けて、良い食材で言い訳なしの真っ向勝負です。
せっかくわざわざ電車に乗ってこんな僻地までお越しくださってるので、どうせなら世界基準で勝負します。

フランスという食文化の塊のような国がプライドのかけている肉を思いっきり食べて下さい。