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2013年05月28日

一応明日から

伊勢丹新宿本店地下1階、キッチンステージでオギノメニューやります。
私は現場にはおりませんで、メニュープロデュースのみとなります。

今回のオギノメニューはちょっと変わっておりまして、蝦夷シカを使ったお料理になります。
そして、弊社の鹿肉加工品(ハンバーグ、パテ、サラミ)も販売を予定しており、三越伊勢丹グループで鹿肉を販売致します。
初めての試みですが、暑いときは鹿肉食べてスタミナ強化!!
と言う事で、夏鹿をメインテーマにやっていくそうです。

ここでも何度かご紹介している通り、鹿は社会問題となっておりまして、収穫前の畑を荒らしたり、貴重な樹木の皮を食べてしまったりと悪さをしており、そういった意味では牛豚とは違って、餌も国産100%ですから、鹿肉を消費するとこは自給率向上に非常に貢献するわけです。
農家さんに怒られるかも知れませんが、そんな餌が豊富なこれからの時期こそ、鹿の食べ時だったりして。
特に北海道は6月~10月までしか畑に野菜はないですからね~。
夏の鹿は脂が無いから旨くない、というご意見もあろうかと思いますが、北海道の冬を見る限り、たっぷり餌を食べているようには到底思えず、私には今時期の鹿の方がお勧めできますね。あとは処理と管理と料理方法によるところが大きいと思います。

今年の駆除目標は63万頭だそうです。
命ある物を人間の都合で殺しているわけですが、さすがに捨てるのは忍びない。
では、美味しくお料理してみんなで食べよう、という訳ですね。

もちろん野生の生き物ですので、衛生的にもきっちり検査を通ったものだけが店頭販売や加工品になります。

ですから、レストランの皆さんにも、一年中鹿肉をお使い頂きたいです。
川島食品は1年中やってますよ~。
意外とこの時期でも当店のお客様は冬と変わらずお選びになります。
川島から買っても、私にはビタ一文入りませんので、ご安心ください。

私は鹿肉を牛豚鶏に続く第4のテーブルミートにしたいんです。輸入の鴨や羊じゃなくて。
そのためには、やはりレストランや小売店で気軽に食べられるようになると良いですね。