2013年02月08日
田舎風ベーコン
何でもかんでも、田舎風ってつけりゃいいってもんじゃないのはわかってます。
では、なにかいい名前を考えよう。
大人のベーコン。
決定。
何が大人って?
表面が真っ黒なベーコン。黒光りしてるやつ。
ドイツやアルザスの田舎に行くとよく作ってるんですが、”シェヴァルツェ シンケンシュペック”ってやつです。
今は血っぽいパウダーや着色料で作るのが一般的ですが、もちろん怪しい薬なんぞ使いません。
そんなもんがない時代から作られてきたものです。
普通に塩漬けして、表面に豚の血を塗って燻製をかけ、低温で火を入れたベーコンです。
表面が乾いて黒くなり、重ね塗りしてさらに火を入れて、というウナギの蒲焼き状態。
豚の血には、パリのアリババの巣窟で買ってきた特製混合スパイスを入れます。
今日塩漬けしたんで、完成は来週か再来週ですかね。
もちろん、テリーヌと同じく真空パック売りします。
多めに作ってプレミアムサンドに入れますかね。
大人のベーコンを挟んだ、何ともイヤラシいサンドイッチになりそうですね。
大人のベーコンを大人買いして、ご自宅でハァハァして下さい。
むぅぅ
こんだけ店やスタッフが増えると細々と雑用が増えます。
それだけ責任も増えるってことで、練習ばかりやっててもいけないですな。
こんないい加減な感じですが、一応経営者ですから、数字の事やら、設備投資やらアレコレやるわけです。
そんなこんなで事務作業に追われてディナーを迎えます。
そして、サラッと発表しますが、来月、ターブルオギノを2つ作ります。
1個はターブルオギノ表参道。
ワインのインポーターさんと共同で超ちっちゃいお店を実験的にやります。
もう1個ターブルオギノ渋谷。
これは以前から色々と企画モンでガッチリ組んで来た東急フードショーです。
東急フードショーは来月から渋谷駅自体を建て替え工事についに入りまして、地下のフードショーも大きくリニューアルします。
そのタイミングでチャッカリ入れてもらいました。
詳しくはまた後日。
そんなわけでさらにバタバタしますが、もちろん今まで通りレストランも代官山も品川も北海道もバッチリ、そして練習もガッチリやってロング完走します。
やるで~~。