2011年02月19日
エテに
うちから沢山のお客様がいらして下さっているようで、本当にありがとうございます。
藤本をいじめていじめていじめ抜いて下さい。
死ぬ気でがんばれよ~~!!
の惣菜店ですが、
“早くも2号店ですか~~”とか
“なんで北海道なんですか?”
とお客様によく言われます。
ここでちょいとご説明というか、言い訳を。
以前から、お付き合いのあった農家さんや漁港の方々と連絡を取り合い、
ほぼ趣味に近い形で規格外食材や余剰食材の加工のご提案をさせて頂いてました。
悪さをしている鹿肉でカレーを作ったり、高校で鹿ボルシチをつくったり
富良野の特産物を加工したり、佐賀県で余りまくってるカニの殻でスープを作ったり。
そんなこんなの活動が伊勢丹グループの丸井今井さんの目に留まり、北海道の余剰食材を加工し、惣菜として売り出そうということになったわけです。
僕の仕事は偉そうですが、総指揮者です。色んな事情やその時の作柄で不利になってしまった食材を直接生産者さんに頂いて、その食材で美味しいお料理のレシピを考え、現地のスタッフに頑張って作ってもらい、デパートさんのお力を借りて販売する、そんな流れです。
ロゴマークの赤い輪は、そんな取り組みにかかわって下さる沢山の方々の輪をイメージしています。これからもその輪に色んな方に入って頂き、大きく太くなっていけば北海道を取り巻く状況も少しづつ良くなっていくのでは、と思います。
北海道で開いた理由としましては、単体の自給率が200%を超えており、大都市圏からも離れているということからです。道民の消費量の倍以上ができるので、当然食べきれません。送料が高くついてしまうので、なかなか消費地にそのまま出荷するのも難しくなります。加工して付加価値をつけて買って頂ける商品にしたいという思いからです。
夢としましては、その輪が九州でも、大阪でも名古屋でも東北でも日本の色々な産地でできればいいなと。輪ができればできるほど、日本の食環境は良くなって行く気がします。
お店のもう一つの側面として、現場で働いてくれて、育ってくれた人材がそれぞれの地元に帰って同じように加工技術を通して食の地域振興を担っていく教育の現場にして行きたいということです。実際札幌の責任者の子はゆくゆくは実家の四国に帰って地元を盛り上げたいという夢を持っています。
実際のお店は僕の顔写真がでかでかと出ていたりするんですが、僕のお店ではなく、”生産者さん、スタッフ、丸井今井さんの店”という感覚です。フランス料理という技術が何か社会のお役に立てるという事をやって行きたいと考え、今回のお店に繋がったわけです。
なんとかモデルケースとなるよう、頑張って行きたいと思います!!
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